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公開日:2024/02/12
最終更新日:2024/05/21

18歳以上の女性および男性における女性の性機能障害および勃起障害の評価と下部尿路症状との関連: COBaLT研究の結果

投稿日:2024年2月12日 更新日:

18歳以上の女性および男性における女性の性機能障害および勃起障害の評価と下部尿路症状との関連: COBaLT研究の結果

18歳以上の女性および男性における女性の性機能障害および勃起障害の評価と下部尿路症状との関連: COBaLT研究の結果 (原題:Assessment of Female Sexual Dysfunction and Erectile Dysfunction and Its Association with Lower Urinary Tract Symptoms in Women and Men Over 18 Years Old: Results From the COBaLT Study)

アレハンドラ・ブラボ・バラド医学博士、カルロス・グスタボ・トルヒーヨ医学博士、ファン・イグナシオ・カイセド医学博士、サンドラ・ガルシア医学博士、フリアン・アズエロ医学博士、FEBU、マルティン・ロンドン医学修士、マウリシオ・プラタ医学博士、FACS
The Journal of Sexual Medicine, 18巻, 6号, 2021年6月, 1065-1074ページ, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2021.02.009
発行:2021年5月12日 記事履歴

Contents

背景

女性の性機能障害および勃起不全(FSD/ED)は、疫学データおよび基礎研究の両方から下部尿路症状(LUTS)と関連しているが、ラテンアメリカではこれらの問題を扱った研究はほとんど行われておらず、そのほとんどは若年層を含んでいない。

目的

コロンビアにおけるFSD/EDの有病率とLUTSとの関連を明らかにすること。

方法

LUTS/OABを評価するために18歳以上を対象に実施された集団ベースの横断研究のサブ解析。推定サンプル数は1,054。EDはSHIMで21点以下、FSDはFSFI-6で19点以下と定義した。LUTS/OABについては、2002年ICSおよび2010年IUGA/ICSの定義と有効な質問票を用いた。記述統計および推測統計が用いられた。

アウトカム

FSD/EDの有病率、FSD/EDとLUTSの関連。

結果

参加者は1,060人で、年齢中央値は40歳(IQR 27-54)であった。男性57人(11.4%)、女性182人(32.7%)が性的に不活発であった。性的に活発な参加者におけるFSD/EDの有病率は47%(男性52.9%、女性38.9%)であった。最も一般的なFSD/EDの症状は、女性では潤滑性の低下/欠如(42%)、男性では挿入後の勃起維持の低下(13%)であった。FSD/ED患者では様々なLUTSの割合が高かった。 7)、閉経(OR=3.5、95%CI 1.9-6.2)、切迫性尿失禁(UUI)(OR=1.9、95%CI 1.1-3.3)、夜間頻尿≧2(OR=2.2、95%CI 1.2-4.2)がFSDと関連していた。男性では、40~59歳(OR=2.3、95%CI 1.4~3.7)および60歳以上(OR=5.5、95%CI 2.4~12.5)、居住都市(OR=0.2、95%CI 0.1~0.3)、高卒未満 vs 高学歴(OR=2. 0、95%CI 1.2-3.2)、うつ病(OR = 4.6、95%CI 1.8-11.5)、UUI(OR = 3.2、95%CI 1.1-10.2)、不完全膀胱空虚感(OR = 2.1、95%CI 1.3-3.5)がEDと関連していた。

臨床的意義

この研究は、FSD/EDの症状を呈するすべての罹患年齢層の女性および男性におけるLUTSの評価の重要性を強調するものであり、その逆もまた同様である。

長所と限界

この研究はコロンビアで初めてであり、ラテンアメリカでは数少ない18歳以上の男女におけるFSD/EDとLUTSの両方を対象とした研究の一つである。限界としては、FSD/EDではなくLUTS/OABの有病率を明らかにすることを目的とした研究のサブ解析であることが挙げられる。

結論

年齢に関係なく、LUTSはFSD/ED患者でより頻繁に観察された。様々なLUTSがFSD/EDと関連していた。

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