「EDウェーブ」という名称をご存知でしょうか?
EDウェーブとは、EDを治療するために開発された画期的な治療器具のことです。
EDの大きな改善効果が期待できます。
今回はEDウェーブに関心をおもちの方に向けて、EDの基礎知識やEDウェーブの治療方法などについて、詳しく解説します。
Contents
EDとは?
男性であれば、誰でも「ED」という単語を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、単語を聞いたことがあるだけで詳しい内容は知らない、もしくは自分がEDなのか詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
EDとは、「勃起不全」のことです。
「Erectile Dysfunction(勃起機能の低下)」の略が「ED」です。
満足のいく性行為をするために十分な勃起ができない、もしくは勃起が維持できない状態のことを指します。
通常、性的刺激を受けると陰茎の海綿体の動脈が大きく拡がることで、大量の血液が流れ込みます。
血液が海綿体に流れ込んでくることで、陰茎は勃起状態になるのです。
しかし、この血管自体に異常があったりすると、脳が性的刺激を感じても血液が海綿体に流れ込まなくなります。
そのため勃起ができない、もしくは流れ込む血液量が少なく勃起を維持できないといった症状が現れます。
1998年に日本人男性を対象に行われた調査によると、なんと4人に1人はEDの症状で悩んでいることが判明しました。
そして、実はEDで悩んでいるのは男性だけではありません。
パートナーである女性も、男性のEDのことで悩みを抱えているケースもあるのです。
なぜなら男性が勃起できない、もしくは勃起を維持できないことで、男女ともに満足のいく性行為ができないからです。
男性にさりげなく受診を勧めたい、もしくは症状を改善してあげたいと悩む女性も少なくありません。
このように、EDとは男女を問わず多くの方が悩まされている症状なのです。
EDの治療方法
現在のED治療は、基本的に薬剤療法で行います。
ED治療薬が開発されるまでは、外科的な治療が一般的でした。
しかし外科的な治療は日常生活の制限などもあり、ED治療薬が開発されたことで患者の負担は大きく減ったといえるでしょう。
現在ではいくつかのED治療薬が開発されており、有名なものとしては「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3つが挙げられます。
どのED治療薬も、服用後から最大で1時間程度経過すれば効果が現れ始めます。
薬によって効果は違いますが、どのED治療薬も勃起の硬さや維持をサポートすることが可能です。
ED治療薬を用いた治療方法のほかには、体質の改善をめざすといったやり方もあります。
例えば食事療法で栄養バランスが取れた食事をとるほか、運動療法で血行不良の改善をめざします。
体質を改善するには、これまでの体質とは大きく変化させる必要があるため、多くの時間が必要です。
そのため治療にかかる時間も、必然的に長くなってしまうでしょう。
しかし、体質改善はED治療薬と併用して行うことが可能です。
併用することで、相乗効果を期待できます。
そして最後に、薬物療法や体質改善とは異なる新しい治療方法の「EDウェーブ」があります。
EDウェーブとは
EDウェーブとは、低出力体外衝撃波治療器のことです。
低出力の衝撃波を患部に当てることで、症状の改善をめざします。
衝撃波といっても強力なものではなく、低出力なので安心です。
これまで医療分野では、結石の粉砕や関節痛の治療などにこの衝撃波が用いられてきました。
EDウェーブの特徴として、副作用などの心配が一切必要ないことが挙げられます。
EDウェーブとは、ED治療薬を服用する治療方法ではありません。
そのため薬の副作用が心配な方や、薬アレルギーをおもちでこれまで薬の服用ができなかった方など、薬物療法ではさまざまな心配があった方でも気軽に治療が受けられるようになりました。
また、切開などの外科的行為を行うこともありませんので、痛みはともないません。
稀にチクッとしたり患部がヒリヒリ感じることがあるかもしれませんが、一過性のものなのですぐに気にならなくなります。
副作用の心配がなく痛みもない安全な治療方法が、EDウェーブです。
EDウェーブでEDが改善する仕組み
薬の服用もなく外科的な行為も行わないEDウェーブは、一体どのようにしてEDの治療を行っているのでしょうか?
その仕組みはとても簡単です。
まず、EDウェーブを陰茎やその周辺に当てます。
そして先端から低出力の衝撃波が出されて、患部やその周辺を刺激していきます。
この低出力の衝撃波が患部に当たることで、その部分で新たに毛細血管が作られるのです。
新たに毛細血管が作られることで、陰茎や海綿体に流れ込む血液量が増え、勃起の硬さの改善や維持に繋がります。
この衝撃波自体にも副作用の心配がなく、基本的にどのような方でも照射可能です。
EDウェーブの治療サイクルや効果の持続期間
基本的に、EDウェーブは6回〜12回を1クールとして治療していきます。
治療を続けることで、どんどん新たに毛細血管が患部に生まれていくという仕組みです。
治療後の効果の持続期間としては、大体約1年から1年半ほどであるとされています。
個人差はありますが、長い人で約2年ほど効果を実感できる方もいらっしゃるようです。
治療から1年ほど経過し、その間にもし治療効果が薄れていると感じているようであれば、再度EDウェーブを受けることをおすすめします。
半永久的な効果は得ることができないので、また症状が気になり始めたら再度治療を受けましょう。
体質の問題もありますが、生活習慣が良くない方は、効果の持続期間も短い傾向にあるようです。
治療後はできるだけ生活習慣の改善も行い、身体を健康な状態に保ちましょう。
日々のストレスを軽減させたり食事方法を変えるだけでも効果の持続が期待できます。
EDウェーブを治療しながら、専門医に生活習慣の改善方法も指導してもらうと良いかもしれませんね。
EDウェーブはほかのED治療と併用ができる
EDウェーブの治療中は、ほかの治療方法を受けることももちろん可能です。
そのため、EDウェーブだけでの治療では満足できないという方も安心ですね。
ED治療薬も併用できるので、相乗効果でとても大きな改善が期待できるでしょう。
薬の効果で身体が勃起した状態を覚えて、次回からの勃起がスムーズになるというメリットにも期待できます。
EDウェーブを受けながら、体質改善をめざすという治療方法もおすすめです。
より身体が健康になることで、血流も滞ることなく体内を循環します。
EDを改善するにはまず身体が健康であることが大切なので、しっかり体質改善も行っていきましょう。
EDウェーブは保険適用で治療を受けられない
とても大きな効果が期待でき、メリットしか感じられないEDウェーブ。
では、EDウェーブの治療費はどのくらいかかるものなのでしょうか?
治療を受ける病院やクリニックによっても異なりますが、基本的に1回40,000円以上に設定している医療機関がほとんどです。
さまざまなプランを用意しているところもあり、6回で240,000円、12回で480,000円というプラン料金が相場です。
EDウェーブは効果がとても期待できますが、簡単に治療を受けられるような金額ではありません。
さらにEDウェーブは、保険を適用して治療を受けることができません。
そのため、EDウェーブの治療費は全額自費となります。
しかし費用が高い分、効果も大きく期待できるのがEDウェーブです。
EDでお悩みの方は、一度治療を受けてみても損はないでしょう。
金額が高すぎるので、お試しで治療を受けてみたいという方は、1回から治療を受けられる医療機関を受診してみましょう。
そこで数回EDウェーブを受けてみて、効果を実感してみることが大切です。
EDは根本的に改善して、自信向上に繋げよう
EDは男性にとってデリケートな問題で、EDであるために自信がもてないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときこそ、EDの根本的な改善をめざす必要があります。
EDの治療費は時に高額になってしまうこともありますが、治療を受けることで必ず改善に繋がります。
結果的にはそれが有意義な投資であったと思える日がきっと来るでしょう。
ひとりで悩みを抱え込まず、時にはパートナーであったり専門医に悩みを打ち明けることもしてみてください。
EDのストレスを少しでも解放できることで、それが改善の大きな一歩に繋がります。
適切な治療を受けて、満足できる性生活が送れるように少しずつ前に進んでいきましょう。