
勃起不全と様々な心理的相関の動的相互作用 (原題:203 Dynamic Interplay of Erectile Dysfunction and Different Psychological Correlates)
V. シヴァラム
性医学ジャーナル、第14巻、Supplement_1号、2017年1月、S56~S57ページ、https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2016.11.122
公開日: 2017年1月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/14/Supplement_1/S56/7011038?redirectedFrom=fulltext
客観的
勃起不全は、 21世紀において男性の間で着実に増加している性機能障害です。診断時には、器質的な側面が前面に押し出されることが多く、精神衛生への影響に関する問題は依然として後回しにされがちです。本研究の目的は、勃起不全と診断された男性が、不安や抑うつのスコアが高く、生活の質や自尊心が低いかどうかを検証することです。
材料と方法
18歳から70歳までの100名を対象とした横断研究が実施されました。勃起不全の診断にはIIEF-5尺度、生活の質の評価にはWHOQOL-BREF尺度、うつ病と不安の評価にはベックのうつ病尺度と不安尺度、自尊心の評価にはローゼンバーグの自尊心尺度が用いられました。これらの尺度は面接形式で実施されました。
結果
結果は、勃起不全とうつ病(p<0.01)、不安(p<0.01)、自尊心(p<0.01)、および生活の質の4つの領域、つまり身体的(p<0.01)、心理的(p<0.05)、社会的関係(p<0.01)、環境(p<0.05)との間に強い関連性があることを示しました。