次に、赤ちゃんの包茎について確認していきましょう。
赤ちゃんの包茎は親の方が抱える悩みの一つとして挙げられます。
これまで子育てをしたことが無い方や、はじめて男の子の赤ちゃんを産んだときに、様々な心配事がある中で、ちんちんに関しての悩みや不安も出てくるでしょう。
特に、お母さんにとっては自分に男性器が付いていないことで、男性器のことがよくわからず悩みを抱えてしまうこともあります。
赤ちゃんのちんちんについて理解することで、不安も取り除くことができるでしょう。
Contents
赤ちゃんは100%生理的包茎
まず、赤ちゃんのときは、100%包茎です。
赤ちゃんのちんちんは真性包茎の状態で、包皮口がすべての亀頭を包み込んでおり、はじめから亀頭が出ている赤ちゃんはいません。
この状態のことを生理的包茎と呼んでおり、赤ちゃんの時ははじめから包茎の状態となっているため、自分の子供だけが包茎なのではないかという心配はいりません。
万が一、亀頭が見えてしまっている場合には、尿道下裂という病気の可能性もあるため、亀頭が見えてしまっている場合には医師に相談することがおすすめです。
3歳~6歳ころにトラブルが多い
新生児の時には100%真性包茎ですが、年を重ねるごとに成長し、ちんちんも成長をします。
3歳を過ぎたころから亀頭包皮炎やカントン包茎になるなどのトラブルが出てくるケースがあり、3歳など遊び盛りの子供の時には、泥などの汚れたものを触った手でちんちんを触ってしまったり、おしっこがおむつやパンツについたままになって汚れてしまい亀頭包皮炎を起こしてしまったりすることがあります。
特に3歳から6歳の間にはこのようなトラブルになることが多いため、普段から親が気を付けてみてあげることが必要です。
赤ちゃんのちんちんの洗い方
赤ちゃんの頃にはちんちんはどのように洗えば良いのか、わからない親御さんも多いでしょう。
赤ちゃんの時にはちんちんを自分で洗うことはできないため、親が子供のペニスを洗ってあげることが必要です。
いきなりむりやり皮をむいてしまったりすると、痛がったり泣いてしまったりしてちんちんを触られることを嫌がる子もいますので、いきなりむりやり行うのではなく、徐々に皮をむいてあげたり、汚れを落としてあげたりすることが必要です。
一度嫌がってしまった子のちんちんを洗うのは困難になるため、はじめから無理の無いようにしていくことが重要です。
皮をむいた後は元に戻すこと
次に、皮をむいて洗ってあげた後には、必ず皮を元に戻してあげることが必要です。
赤ちゃんのちんちんを洗うときには、両手でしっかりとちんちんを持ち、ちんちんを支えてあげてから軽く皮を下ろしてあげます。
その後、泡立てた洗浄料などで優しく洗ってあげましょう。
特に、亀頭部分についてはゴシゴシ洗うと嫌がったり痛がったりしてしまうため、デリケート部分として優しく扱ってあげることが必要です。
ちょっとでも嫌がる場合には、無理やり洗うのを続けるのは避けるべきでしょう。
赤ちゃんのちんちんはむいたほう良い?
赤ちゃんのちんちんはむいてあげた方が良いのでしょうか。
ちんちんをむいてあげるかどうかは親にとっても悩むポイントで、誰かに相談できる機会も少ないため、判断しづらい部分でしょう。
むいた方が良いのかどうか、見ていきましょう。
必ずしもむいた方が良いわけではない
結論から言うと、必ずしもむいた方が良いというわけではありません。
赤ちゃんのときには100%真性包茎となっているため、それは自然なことですが、将来のことを考えてむいてあげた方が良いという親も多いでしょう。
しかし、必ずしもむいてあげることが将来にとって良いということではありません。
日本人の多くは仮性包茎で、仮性包茎ではない方が珍しいと言えるでしょう。そのような状態の方が多い中で、必ずしも仮性包茎であることがデメリットになるということではありませんので、幼少期にむいてあげることは決して正解とは言えないでしょう。
亀頭は男性にとっての急所となるポイントですので、皮があることでそれを守っているという意味においては、むくことがデメリットになるということもあるでしょう。
また、包皮の一部は性感帯であるという考えもあるため、むいてしまうことや切除してしまうことは、絶対に正解とは言い難いでしょう。
むくことによるメリット
先天性の疾患がまれに見つかることもあります。
ちんちんをむくことで、亀頭が見えるようになるため、先天性の疾患がある場合には早期発見できるケースもあります。
しかし、むくことによるメリットは全員に当てはまるというものでもないため、無理やりむくことは決してメリットばかりではないことを理解するべきでしょう。
男性器の洗い方と普段のケア
最後に、包茎の方や、そうではない方に向けて、男性器の正しい洗い方と普段のケアについてご紹介していきます。
正しい洗い方や洗うポイントについては以下のようなものが挙げられます。
・陰毛の汚れをしっかり落とすこと
・さお・亀頭・玉袋もしっかり洗うこと
このような部分に気を付けることが必要で、さおの部分だけではなく、亀頭の部分も普段から洗ってあげることによって、悪臭を放ったり恥垢をずっと溜めておいたりするというリスクが解消されるでしょう。
特に、仮性包茎の場合には、必ず皮をむいて、亀頭の下の恥垢などもしっかり洗い落とすことが必要で、このような部分の洗い忘れがあることで、恥垢が溜まってしまい、病気に繋がるというリスクが発生しますので、しっかり洗い落としましょう。
また、普段のケアにおいては、汚れをそのままにしておかないということや、汚い手で触らないようにするということにも気を付ける必要があります。
まとめ
ここまで、長文になりましたが男性器の包茎について、詳しくご紹介してきました。
特に子どもの包茎は、幼少期の頃からケアをすることで大人になってから包茎でコンプレックスを持ったり、性に対して消極的になってしまったりするリスクを軽減できるでしょう。
海外では子どもの頃から包茎治療を行うところが多いため、子供の包茎について治療や対処をしたいという方は、悩みを一人で抱えずに医師に相談してみることで、治療に対して前向きな考えを持つことができるでしょう。
包茎治療は決してはずかしいことではなく、メリットの多い治療となるため、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。