まずはじめに、何センチ以下なら短小という、明確な定義が存在しているわけではないことをお話していきます。
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日本人男性の平均サイズについて
日本人の男性器の平均サイズは、13.56センチとされています。
これは有名なオナホメーカーの「TENGA」が、実に50万人の男性器のサイズデータを元に算出した平均値となっております。
かなり精度の高いデータなので、13.56センチよりも明らかに小さい・短い場合、10センチ未満である場合などは、短小であるかもしれない、と判断しても良いのかもしれません。
勃起した時の状態について
勃起した時の状態が7センチ以下の場合は、「小陰茎症(マイクロペニス)」と呼ばれています。
「小陰茎症(しょういんけいしょう) または マイクロペニス (micropenis) は、遺伝子異常のクラインフェルター症候群やホルモンバランスなどの影響で、陰茎が平均サイズより著しく小さい又は小さくなる疾患である。」
小陰茎症の場合は性行為に支障が出てしまうため、短小ではなく疾患として認識されます。この場合は、速やかな受診をおすすめします。
幼少期であればホルモン治療などの選択肢もあるのですが、成人男性の場合、手術で治療するという選択肢のみになります。
男性器が「短い」「小さい」ことでデメリットはあるのか?
続いて、考えられるデメリットについてご紹介していきます。
性行為で女性を満足させにくい
まず第一に、性行為の挿入時に女性を満足させにくいことではないでしょうか。
成人の既婚女性1000人を対象に調査した、理想の男性器のサイズを調べたデータを見ていきましょう。
5cm:2.0%
6cm:2.1%
7cm:2.2%
8cm:3.1%
9cm:1.8%
10cm:15.1%
11cm:1.3%
12cm:7.9%
13cm8.3%
14cm:3.5%
15cm:26.1%
16cm:4.0%
17cm:3.1%
18cm:6.9%
19cm:0.4%
20cm:7.6%
太さ、長さともに平均値を計算すると、理想の男性器のサイズは太さが3.3cm、長さが13.7cmとなる。
出典:女性調査「理想の男性サイズ」は15cmの回答最多│NEWSポストセブン
こちらのデータを見ていくと26.1%で15センチと回答しています。
データの回答結果から考えても、理想は15センチ以上、最低でも10センチ以上はあって欲しいということになってくるのではないでしょうか。
挿入時に性感帯を刺激しづらい
子宮の入り口近くに、「ポルチオ性感」という性感帯があります。
位置には個人差がありますが、7~12センチくらいのところにあると言われています。
10センチ以下だとポルチオ性感に届かない場合があるため、男性器はある程度の長さが必要になってきます。
ポルチオ性感はかなりの快感を得られるため、挿入時に女性を何度もイカせることも出来るのです。
ポルチオ性感を刺激するためには、ある程度の長さは必要だと言えるのではないでしょうか。
男性としての自信を喪失してしまう
男性器は男の顔、と言っても過言ではないのではないでしょうか。
立派であればあるほど、男性としての自信も高まることにつながります。
しかし、男性器に自信が持てない場合、男性としての自信もなくなってしまうかもしれません。
そのため、男性器の大きさは男性にとってかなり重要であると言えます。
性行為の体位の選択肢が減る
性行為には様々な体位が存在します。
しかし、短小である場合、寝バックなどの体位で性行為を行うのが困難であったり、ほぼ不可能であるケースもあります。
生まれつき男性器が小さい場合
体型や身長と同じように、男性器の形や大きさにも大きな影響があるのが、遺伝です。
巨根の家系である場合、子供も同じく巨根になる可能性が高くなるのです。
つまり、逆に短小の家系である可能性もあるということです。
ただ、男性器のサイズは100%遺伝によるものということではなく、男性ホルモンの「テストステロン」が大きく影響をおよぼします。
男性器の成長が始まる時期として、声変わりや精通などが起こる、「第二次性徴期」と呼ばれる時期があげられます。
この第二次性徴期の頃からテストステロンが活発に分泌されるようになり、男性器が発達していきます。
生まれつき短小であったとしても、遺伝がすべてではないためトレーニングなどで大きくすることも十分可能になってきます。
また、亜鉛や良質なタンパク質、ビタミンなどを積極的に摂取することも、テストステロンを活発に分泌させることにもつながります。
平常時の男性器について
男性器は身体の表面に出ている部分だけがすべてではないのです。
身体の内側では、睾丸の上を通って肛門まで続いているのです。
表面に出ていて見えている男性器の部分は、全体の約6割と言われています。
残りの4割ですが、「ワナ靭帯」という結合組織で、恥骨筋という筋肉の近くで固定されてしまっています。
男性器は骨がないのに、なぜ硬いのだろう?と不思議に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
このワナ靭帯の働きにより勃起したり、硬さを保つことが出来るのです。
ワナ靭帯をトレーニングや手術などで緩めてあげることで、残りの4割を表面に引き出すことも可能なのです。
男性器が皮下脂肪に埋もれてしまっている
「太っている人は短小。包茎が多い。」と言われがちですが、実際は全く逆だということもご紹介していきましょう。
太っている人に短小・包茎が多いのではなく、実は太ることで男性器が短小に、そして包茎になるのです。
太っているとお腹の脂肪が前に出ることで、男性器がさらに埋もれてしまうのです。
これにより、身体の表面に見えている部分がさらに少なくなってしまいます。
最悪の場合は、亀頭しか見えない状態になってしまうこともあるのです。
さらに、太っていることにより血流が悪くなり、男性器が退化してしまうこともあります。
加齢の影響や、メタボが進行してしまうと、思うように勃起しなくなってしまうこともありえます。
勃起には、十分な血流が必要不可欠です。
血流が悪い状態だと、成長ホルモンも巡らなくなってしまうため、退化や勃起不全につながります。
サプリメント等を摂取しても、血流が悪いと栄養が行き届かない状態になってしまうのです。
もし短小を気にされている方で、太っているもしくは太り気味である場合は、一日も早くダイエットを始めることをおすすめします。
クリニックでよく相談を受ける症例について
男性器のお悩みを相談するクリニックで、よく相談されている内容を見ていきましょう。
- 男性器が小さい、短いことが恥ずかしい。
- 男性器が小さいことがコンプレックスで、気持ちが前向きになれない。
- 他院で包茎手術を受けたのに、平常時にまだ皮がかぶってしまう。
- 陰毛が絡みこんでしまい、困っている。
- 太ったことで、お腹の肉に男性器が埋もれてしまった。
先ほどご紹介した内容が多く相談されていますね。
もし受診を検討される場合は、参考にされることをおすすめします。
男性器が小さい、短い場合のよくある症状と問題点について
続いて、男性器が「短小」である場合の原因と問題点を見ていきましょう。
男性器が短い場合の原因について
男性器が短い場合の原因は、以下の3タイプに分類することが出来ます。
A 生まれつき短い
B 平常時に引っ張りこまれてしまう
C 太っていることによって皮下脂肪に埋もれてしまう
A+B・A+C・C+B・A+B+Cというように、複合的な場外の場合が多く、また、例外なく仮性もしくは真性の包茎です。
男性器が短小であることで考えられる問題点
短小の場合でも、勃起した時に3センチもあれば性行為は出来ます。
精子が健康であれば、妊娠させることも十分可能です。
また、大きさが重視されがちですが、性行為を行う上で大切なのは、大きさよりも愛情、そしてパートナーを満足させようとする努力なのです。
そして、男性に求められる一番大切なことは、大きさよりも、不潔にしないこと。
そして、勃起時の硬さを持続する高性能さです。
さて、短小の問題点をお話していきましょう。
短小=包茎 が成立するように、短小場には包茎がセットでついてきます。
包茎は皮がかぶっている状態のため、内側にアカが溜まりやすくなってしまいます。
そのため、雑菌やカビ、クラミジアなどのウィルスが繁殖しやすく、不潔な状態です。
短小は、男性器が小さいことそのものが良くないのではなく、汚い、臭い、病気の温床である包茎の状態であることが良くないのです。
改善方法について
続いて、男性器を増大させるための手術や治療方法をご紹介していきます。
手術
確実で、一番手っ取り早い方法です。
実際にどのような手術を行うのか、代表的な3種類をご紹介します。
埋没陰茎矯正式長茎術
身体の内側で曲がってしまっている部分を、身体の表面に引き伸ばして増大させるための方法です。
術後は、平均して2センチ~5センチほど増大します。
恥骨部脂肪吸引式長茎術
主に、肥満男性に用いられる手術方式です。
皮下脂肪に埋もれてしまうことで短小に見えてしまっているので、脂肪を吸引し取り除くことで、本来の大きさを取り戻すための手術方式です。
ヒアルロン酸注入法
皮下注射でヒアルロン酸を注入し、大きくさせる治療方法です。
この方法は、主に陰茎部分や亀頭部分が大きくなります。
痛みもほとんどなく、手術の痕の残らないため、とても手軽な治療方法です。
どうしても大きくしたいという方は、この3種類の治療方法を検討されることをおすすめします。
ミルキングトレーニング
治療方法や手術をご紹介しましたが、手術は怖いし、痛いのも嫌、そもそもお金がない!という方も多いかと思います。
そういった方は、トレーニングを行うこともおすすめです。
是非試して頂きたいのが、ミルキングトレーニングというものです。
勃起というのは、海綿体に血液が送り込まれることで、海綿体が膨らみます。
この海綿体が膨らむことで、勃起するのです。
ですので、海綿体にしっかりと血液が送られることで、勃起する力が増していき、男性器が増大するのです。
このミルキングトレーニングは、海綿体に血液をしっかりと送り込める状態にするためのトレーニングなのです。
やり方
まず半勃ちにした男性器の根元を、OKサインを作った親指と人差し指で掴みます。
小指が亀頭のほうを向くよう逆手で握って下さい。
握ったら、あとは中指から順に握っていきます。
牛の乳しぼりをイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
これを、両手で交互に10回ずつ行います。
強く力を入れすぎたり、完全に勃起すると痛みを感じる可能性があるので、痛みを感じないように行うのがポイントです。
食生活、サプリメント
食生活を改善し、足りない栄養をサプリメントで補うのもおすすめです。
男性ホルモンや成長ホルモンは、第二次性徴期でなくても分泌され続けています。
ですが、加齢により、その分泌量は減少していってしまうのです。
ですが、食生活を見直すことで減少を食い止めたり、サプリメントで補えば増やしていくことも出来ます。
まず食生活ですが、テストステロンの分泌が増加するように、亜鉛とたんぱく質を十分に摂取することが大切です。
肉類全般や豆類、牡蠣などもおすすめです。
また、牛乳もテストステロンの分泌が増加する成分がたくさん含まれています。
次にサプリメントですが、亜鉛をはじめアルギニンなどの多くの栄養素が含まれているものがおすすめです。
テストステロンの分泌を増加させるためには、成分表をチェックして含まれている必須アミノ酸の種類がなるべく多いものを選ぶと良いでしょう。
男性器増大成分の配合された専用のサプリを摂取するのも効果的です。
亜鉛、アルギニン、シトルリンなどが配合されていて、国内生産の物を選ぶと安心です。
PC筋トレーニング
PC筋トレーニングは、骨盤底筋(排泄をコントロールしている部位)を鍛えて、勃起する力を増大させるために行います。
肛門を5秒締め、5秒緩める。これを10回繰り返します。
朝昼夕晩の4セットで、合計40回行うことでPC筋が鍛えられるので、非常に効果的です。