公開日:2020/09/30
最終更新日:2021/03/18

真性包茎のデメリットや保険適用で手術が可能なのか

投稿日:2020年9月30日 更新日:

MSクリニック院長 葉山芳貴監修:葉山芳貴 医学博士

平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事 就任

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包茎にもいろいろな種類がありますが、その中でも真性包茎は大きな悩みの種になるのではないでしょうか。
今回は真性包茎のデメリットや治療について紹介していきます。

真性包茎とは一体どんな状態?

真性包茎は、男性器の亀頭部分が包皮に被さって露出しない状態のことを指しています。
この真性包茎は、大きく分けると2つのパターンがあります。
1つは、亀頭に対して、包皮口が狭くなっている包茎の状態です。
そのため、狭い包皮口から、無理やりに余分な包皮を剥がそうすると、強い痛みを感じることもあります。
もう1つは、包皮の内側と亀頭の表面側が癒着を起こした状態となり、剥がせなくなっているケースです。
皮脂や恥垢などが内部に溜まって、悪臭を発するケースも珍しくありません。

真性包茎は陰部が不衛生な状態なりやすい

どちらの真性包茎のパターンであっても、陰部が非常に不衛生になりやすいので、悪臭だけでなく、病気にも注意が必要です。
真性包茎の状態は、包皮亀頭炎など炎症にかかってしまうリスクも高くなりますので、常に陰部を清潔に保つように心がけなくてはなりません。

放置しても真性包茎は自然に治ることはない

基本的に、真性包茎は日常生活を送るうえでは、それほど大きな問題がないことから、そのまま放置されてしまう方も多いようです。
しかし、真性包茎はそのまま放置したとしても、いつの間にか自然に治ることはありません。
むしろ、放置すればするほど、状態が悪化してしまう可能性があるのです。
また、真性包茎を抱えていると、精神的にもつらく感じる場面が増える可能性が出てきます。
見た目の悪さや悪臭などの悩みから解放されたいのであれば、できるだけ早急に包茎手術を受けたほうが良いでしょう。

真性包茎のデメリットはどんなものがある?

次は、真性包茎のデメリットについて見ていきましょう。

見た目が悪くて臭いや感染症のリスクが高くなる

真性包茎は、亀頭部分が常に包皮に覆われた状態となっているため、見た目がかっこ悪いというデメリットがあります。
さらに、臭いや感染症などさまざまな問題を引き起こしやすいことも、真性包茎の厄介な点です。
恥垢や皮脂などが皮で埋もれている部分に溜まりやすくなり、雑菌が繁殖して悪臭が出やすい状態となってしまいます。内部に溜まった恥垢に尿に含まれるカルシウムが沈着し、石灰化している場合もあります。この石灰化は便器に付く尿石と同じ様なものと考えて差し支えないです。
毎日お風呂に入った場合やこまめにシャワーを浴びても、包皮の内部まで洗浄することは困難なため、入浴しても悪臭を除去するのは困難となります。
真性包茎のデメリットは、悪臭だけではありません。
そのまま真性包茎を放っておくことで、不衛生な状態が慢性化してしまうこともあるのです。
慢性的な状態になれば、当然のことながら、亀頭炎、包皮炎、性感染症などの問題も起こりやすくなってしまいます。

真性包茎を放置するとペニスが細くなる

さらに、陰部の不衛生な状態の慢性化は、亀頭の成長へも悪い影響を及ぼしかねません。
真性包茎が原因で、亀頭の成長が阻害されてしまい、先細りのペニスになってしまったケースもあるのです。

勃起時に痛みが生じて性行為に支障が出やすくなる

また、勃起時に痛みを感じてしまうのも、真性包茎のデメリットです。
痛みが強いと、正常なセックスは不可能となりますので、パートナーとの関係にも影響を及ぼしてしまうかもしれません。
さらに、男性としての自信が失われやすくなり、恋愛や結婚に消極的になってしまうのも、真性包茎のデメリットと言えます。

真性包茎の治療は本当に必要なのか?

真性包茎でも日常生活は問題ないのだから、治療や手術は不要なのではと考える人もいるかもしれません。
確かに、包茎自体は、すぐに命の危険があるという状態ではありません。
陰部がひどく腫れている場合や炎症などのトラブルを起こしていない限りは、慌てて手術を受けなくても問題はないのです。

包茎の中でも真性包茎は重症度が高い

しかしながら、真性包茎は、包茎の中でも重症度が高い状態であることは、頭に入れておいたほうが良いでしょう。
先にも述べましたが、真性包茎は不衛生な状態が慢性化しやすくなります。
その結果、亀頭包皮炎の発症など、さまざまな病気を誘発しやすくなるのです。
真性包茎は、決して軽く考えてはいけない状態だということは理解しておかなくてはなりません。

パートナーへも影響を与えてしまうリスクがある

さらに、真性包茎は自分自身だけでなく、恋人や配偶者など性行為のパートナーへも悪い影響を与えてしまうことがあります。
不衛生な状態で、女性と性行為を行うと、細菌感染を起こすリスクが高まりやすくなるのです。
それだけでなく、不妊症の原因となることもあります。

将来的に、結婚したいと思っている方やお子さんを望んでいる方にとっては、深刻で辛い事態となってしまうことでしょう。
このように、自分の体のことだけでなく、パートナーを守るためにも、真性包茎の早期の治療を強くお勧めします。

真性包茎とカントン包茎が保険適用される理由とは?

真性包茎の手術を受けるにあたって、費用のことは大きな問題となります。
真性包茎で悩んでいるか方の中には、保険適用となるならば、ぜひ手術を受けたいと思っている方も多いことでしょう。

保険適用となるのは真性包茎とカントン包茎のみ

包茎は、真性包茎のほかに、仮性包茎やカントン包茎などがあります。
これらの包茎の中で、保険適用で手術が受けられるのは、真性包茎とカントン包茎のみです。
仮性包茎に関しては、保険適用外となり、全額自己負担となっています。
なぜ、この2つの包茎だけが保険適用となるのかというと、日常生活に支障を来すおそれがあるからと判断されるためです。
真性包茎とカントン包茎は、皮が癒着して痛みが生じることや性行為が難しくなるなど、ペニス本来の機能を果たすことが難しくなる状態です。
そのため、機能を回復させるためには治療が不可欠だと考えられており、保険適用で手術が可能となっています。

真性包茎の手術は自由診療でも受けられる

真性包茎の手術は、保険適用のほかに、自由診療で受けることもできます。
自由診療の場合には、痛みのない手術、術跡が目立ちにくい手術、日帰り手術など、自分の希望する術式を選ぶことができるのがメリットです。
包茎治療を専門に行っているクリニックの中には、ただ包茎を治すだけでなく、デザイン力も重視しているところもあるので、自分の望み通りの美しさに仕上げてもらいたい方にとっては、自由診療の方がメリットが大きいかもしれません。
ただし、自由診療は全額自己負担となるため、保険適用の場合よりも高額な費用がかかってしまうのがデメリットです。
自由診療の料金については、クリニックやどのような術式を用いるのかによって差があります。
だいたい、150,000円から300,000円くらいが自由診療での真性包茎治療の相場価格だと言われています。

保険適用で真性包茎の手術を受ける際の相場価格

一方、保険適用の場合の相場価格は、30,000円から50,000円くらいとなっており、自由診療と比較すると、圧倒的に安い費用で手術を受けることができます。
保険適用で費用が抑えられることは、真性包茎手術を検討している方にとっては、安心材料の一つとなることでしょう。
真性包茎の手術を受けるためには、通院の交通費や薬代などの諸費用もいろいろとかかってしまいますので、費用は安いに越したことはありません。

保険適用で真性包茎の手術を受けるデメリットも知っておこう

しかし、保険適用で真性包茎の手術を受けることには、実はデメリットもいろいろとあるのです。
デメリットがあることを知らずに、料金の安さだけで保険適用手術を受けてから、後悔しないためにも、その点についてもしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。

保険適用の場合は跡が残る手術となるのがデメリット

保険適用で真性包茎の手術を受けるデメリットは、傷跡が残ってしまう可能性がある点です。

最低限の手術なので審美性が考慮されていない

実は、保険適用で行われている手術というのは、余分な包皮にメスを入れて、亀頭を出すことを目的とする跡が残りやすい術式が採用されているのです。
包茎の状態を治し、ペニスの機能を回復させるための最低限度の手術ですので、仕上がり美しさなどは一切考慮されていません。
そのため、保険適用の手術を受けた場合には、傷跡が気になってしまうことや最悪の場合には、見た目が手術前よりも悪くなってしまう可能性が出てきます。

術後に傷跡のことで悩む可能性がある

保険適用の手術を受ければ、安い料金で真性包茎の状態を治すことができます。
しかし、いくら包茎が治ったからといっても、目立つ傷跡が残ってしまう状態では、性行為の際に、傷跡がパートナーにばれてしまう恐怖感が常につきまとうことになるでしょう。
また、同性に傷跡が見られるのが恥ずかしくて、公衆トイレ、温泉、サウナなどへ行きづらくなるなど、その後の生活にも影響が出てしまうかもしれません。
このように、保険適用の場合には、適応可能な包茎手術の術式が決まってしまうので、手術跡が残りやすいのがデメリットです。

真性包茎だと早漏になりやすい?

最後に、真性包茎と早漏の関係についてもみていきましょう。
包茎になると、早漏になりやすいという話をどこかで耳にしたことがあるという方もいるかもしれません。

早漏で悩んでいる包茎の男性は実は多い

実際のところ、包茎の男性の多くが早漏のことで悩んでいると言われています。
ちなみに、包茎が原因で早漏になってしまうことは、包茎性早漏という名称で呼ばれることもあります。
なぜ、真性包茎だと早漏になりやすくなるのかというと、亀頭が外に露出できない状態となってしまうからです。
亀頭は敏感で刺激を感じやすい部分なのですが、真性包茎だと皮が被っているので、刺激に対して慣れにくい状態となっています。
刺激に慣れることができなければ、ちょっと亀頭の先端を触られただけでも、瞬時に反応して射精やすくなり、その結果早漏になってしまうのです。
また、真性包茎の状態は、包皮輪が狭くなっていますので、性行為をする際に亀頭の先端を擦るように刺激してしまいます。
そのことが射精を早める原因ともなっているのです。

真性包茎手術を受ければ早漏も治りやすくなる

真性包茎手術では、メスを入れて狭い包皮輪を取り除く手術を行います。
手術を受けて余分な皮を切って、亀頭が露出するようになれば、当然のことながら亀頭は外の刺激に慣れやすくなっていきます。
つまり、真性包茎手術を受けることで、同時に早漏も治る可能性が高くなるのです。
実際に、真性包茎手術を受けたことで、射精コントロールがしやすくなり、早漏の悩みから卒業できたという方は多いのです。
真性包茎手術を受けて早漏が改善されれば、パートナーを満足させられるようになりますので、お互いの関係がもっと深まりやすくなることでしょう。
また、真性包茎と同時に早漏も治してしまえば、男性としての自信も持てるようになるはずです。

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