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公開日:2021/03/04
最終更新日:2021/03/04

遅漏に明確な基準はある?症状や遅漏の基準について徹底解説

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遅漏に明確な基準はある?症状や遅漏の基準について徹底解説

「遅漏」とは、男性の性機能問題のひとつです。
現在では、日本人男性の多くが悩んでいる問題だといわれています。
一概に遅漏といっても、明確な基準を聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は遅漏の具体的な症状や明確な基準について、詳しく解説します。

Contents

遅漏とは

遅漏とは、男性が射精に至るまでにかなりの時間がかかってしまう、もしくはまったく射精できないといった症状のことです。
性機能障害のひとつで、自慰行為や性行為の際にこれらの症状が現れます。
性機能の悩みは男性にとっても相談しづらいことなので、遅漏で悩んでいても誰にも相談できないという方も少なくありません。
現在では多くの日本人男性が、遅漏で悩んでいるといわれています。
それは遅漏は自分だけの問題ではなく、性行為時にはパートナーにも影響を及ぼす可能性があるからです。
女性側が、男性が射精できないのは自分に問題があるからではないかと考えることで、パートナーとの関係に亀裂が入る可能性もあります。
妊娠を希望している夫婦であれば、遅漏は大きな問題となるでしょう。
なぜなら、まったく射精ができない状態であれば妊娠することは不可能となってしまいます。
遅漏は男性不妊の主要要因のひとつであるともいわれています。
妊娠を希望されているのであれば、特に治療が必要不可欠です。
もしくは体外受精など、ほかの妊娠方法を検討する必要があるでしょう。
膣内で射精が困難である症状を「膣内射精障害」ともいいます。

遅漏の基準は?

何分以内に射精ができなければ遅漏と定義されるのか、詳しく知りたい方も多いでしょう。
しかし、今のところ遅漏には明確な基準が設定されていません。
何分以上射精できなければ遅漏であるという判断基準はなく、本人の意思に反して射精が遅れてしまうようであれば、遅漏といえるでしょう。
反対に、すぐに射精してしまう「早漏」には、実は明確な基準が定められています。
国際性医学会は「挿入前または挿入後の1分以内に射精してしまうこと」が早漏の定義であるとしています。
このように早漏には明確な基準が存在しますが、遅漏には定義となるものは存在しません。
そのため、男性本人が悩むようであれば遅漏であると判断するのが現状です。
また、遅漏であるかどうかは女性側の判断も基準となり得ます。
女性が挿入から射精までとても長いと感じるのであれば、遅漏であると考えても良いかもしれません。

遅漏の問題点

遅漏の一番の問題点は「射精したいのになかなか射精できない」というストレス、焦りが生じることでしょう。
自慰行為の際に遅漏の症状が現れる場合は、自分ひとりで行う行為なので誰かに影響を与えることはありません。
しかし、自分のことなのに自分でコントロールできないということは、本人にとってとても大きなストレスです。
また、性行為の際にはパートナーとの関係にも影響しますので、問題となる点が多いといえます。
性行為の際の大きな問題点として、挿入時間が長すぎることが挙げられます。
適切な挿入時間であれば女性にもストレスはありませんが、長時間となるとストレスに感じる女性も多いでしょう。
また、挿入時間が長くなればなるほど、ピストン運動の際に女性が痛みを感じてしまうことも。
通常、性行為中は女性の膣内は膣分泌液で濡れていますが、時間が経つにつれて膣内が乾いてくるので痛みを感じるのです。
もし男性が遅漏の影響で射精できなければ、どちらも不完全燃焼で終わってしまいます。
そのため、双方にとってストレスの原因となってしまうことが考えられます。
ただし、女性側も男性には膣内で射精したいという気持ちがあるということは理解しておきましょう。
性行為で問題が生じている場合は、パートナー同士で協力して改善に向かっていくことが大切です。

遅漏の原因は?

遅漏とは、一体どのような原因で引き起こされてしまうのでしょうか?
一番多い原因とされているのが、間違った自慰行為のやり方による影響です。
例えば性器を強く握りしめたり、床に擦りつけて刺激を得るなど、性器に必要以上に強い刺激を与えてしまっている場合は遅漏になってしまうことがあります。
これらの刺激を上回る刺激がなければ射精できない体質になってしまうのです。
もちろん、これは性行為の際にも影響を及ぼしてしまいます。
通常、膣内はこれらの自慰行為のやり方に比べてそこまで刺激は強くありません。
そのため膣内の弱い刺激では射精に至るほどの刺激を感じられず、射精できるまで時間がかかってしまいます。
このように間違った自慰行為をしている場合は、自慰行為の方法を改善する必要があります。

ほかにも遅漏の原因として考えられているのが、ストレスや過去のトラウマなどの精神的な問題です。
日常生活で強いストレスを感じていれば、感覚が麻痺してしまうので性的刺激を感じる機会が少なくなります。
そのため、自慰行為や性行為ではなかなか刺激を感じられず、射精できないということに繋がります。
また、過去に性行為で失敗してしまったり、女性に対して恐怖心がある場合も遅漏の原因となり得るでしょう。
また性行為でうまくいかないかもしれない、もしくは女性に嫌われてしまうかもしれないといった不安が、症状に拍車をかけます。
精神的な問題を抱えている場合は、その原因をひとつずつ探って解決していく地道な過程が必要です。
このような場合の原因は、ひとつではないことが多いので、根気も必要となるでしょう。
専門医やカウンセラーのカウンセリングを受けるなどして、少しずつ改善をめざします。

ほかにも服用中の薬の副作用や、手術での後遺症が原因となることも。
後遺症を医師に相談して治療したり、薬の服用を減らせるように主治医と相談することで解決へと導きます。
飲酒が遅漏の原因となることもあるので、アルコールの摂取のしすぎには注意しましょう。
神経が麻痺するため、勃起を維持することが難しくなります。
このように遅漏には個人によってさまざまな原因があり、治療を行うことが難しいのが現状です。

遅漏を治療しよう!

遅漏の治療方法は、原因によってさまざまです。
間違った自慰行為をしていた場合は、自慰行為の方法自体の改善をめざしましょう。
病院やクリニックで専門医に相談することで、正しい自慰行為の方法を指導してもらえます。
現在では、間違った自慰行為で遅漏になってしまった方をサポートする遅漏改善器具も販売されています。
これは強い刺激の器具から使いはじめ、少しずつ弱い刺激の器具に移行していくことで効果を発揮する、という遅漏治療のサポート器具です。
サポート器具を使うことで、最終的には弱い刺激にも射精ができるようになっているでしょう。
とても効果が高く、改善が期待できる道具です。

ほかの治療方法としては、薬物治療があります。
遅漏で薬物治療を受ける場合は基本的に保険は適用されないので、受診前に確認が必要です。
遅漏に効果がある薬を服用することで、症状を改善していきます。
漢方薬も昔から性機能障害の治療に用いられていたので、遅漏の改善も期待できます。
さらに漢方薬は保険適用できることが多く、経済的な負担を減らして治療をすることができるでしょう。
薬物治療を希望される場合は、必ず信頼できる医療機関での受診が必要です。
性機能障害を改善する薬を個人輸入できるサイトなどが存在しますが、薬の個人輸入はとても危険です。
どのような副作用があるのかも確認しづらく、販売業者も信頼できない場合が多いので、状況が悪化してしまう可能性も大いにあります。
たとえ保険適用が難しい場合でも、薬の処方は必ず医療機関で行ってもらうようにしましょう。
その際に薬の副作用や自分の体質に合っているかを確認することで、より高い効果が期待できます。

遅漏に基準はないが、自分の気持ちが大切

日本だけではなく、世界中で遅漏には明確な基準は設定されていません。
そのため、最終的に判断はすべて自分で行うことになります。
なかなか射精できずに悩んでいるのであれば、それは遅漏であるといえるでしょう。
しかし、遅漏だからといって改善を諦めたり、症状の完治を諦める必要はありません。
正しい自慰行為の指導やカウンセリングなど、現在ではさまざまな治療方法があります。
特に自慰行為の修正にあたっては、改善をサポートする器具も開発されています。
さまざまな治療方法の中から自分に合ったものを選択することで、無理なく改善に向けて進むことができるはずです。
遅漏の基準にはこだわらず、自分が悩んでいるのであれば適切な治療を受けて、問題の解決に励んでいきましょう。

-男性器の悩み

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