公開日:2020/10/26
最終更新日:2020/12/01

真性包茎で痛みを感じたら?その原因と治療方法について

投稿日:2020年10月26日 更新日:

真性包茎で痛みを感じるケースはさまざまですが、大きくは「勃起時」と「それ以外」に大別できます。
本記事においては「勃起時の痛み」と「それ以外の痛み」、2つのケースのそれぞれの原因とその治療方法についてご紹介します。

真性包茎とは?

真性包茎とは、仮性包茎やカントン包茎と異なり、「通常時でも勃起時でも亀頭が露出しない状態」のことをいいます。

真性包茎における亀頭が露出しない要因としては2つのパターンがあります。
1つは亀頭にたいして包皮口が狭く露出しないパターン。そしてもう1つは、包皮の内側と亀頭が恥垢や皮脂によって癒着している状態により露出しないパターンです。

勃起時に痛みを感じる原因は?

勃起時に陰茎に痛みを感じる場合は、亀頭が包皮口を圧迫することにより痛みが生じるケースが大半です。場合によっては包皮が裂けたりすることもあり、正常な性交渉が困難となり、結果的に勃起不全(ED)や不妊症の原因になることもあります。

勃起時に痛みを感じるケースの治療方法

勃起時に亀頭が露出するための包皮を切除する外科手術が主な治療方法となります。
以下に主な術式をご紹介します。

①背面切開・環状切除術

尿道口より包皮の背面部・腹面部を切開し、余剰包皮を環状に切除、最終的に全周に渡って縫合します。おおよそ8針程度が目安といわれています。なお、縫合糸は吸収性のあるものが使われることが多く、抜糸は必要ありません。

②環状切除術

包皮内部の亀頭を後方に押し戻し、余剰包皮を切除し、包皮を背部を短め、腹部を長めに残し縫合します。最も簡単な術式といわれていますが、背部と腹部に残す包皮の長さの見極めが難しい点、手術跡が目立つ点、包皮内部の包皮内版を多く切除するために快楽が減少する恐れがある点などが懸念点として挙げられます。

上記手術はいずれも局所麻酔の下行われます。
術後は抗生物質のほか、陰茎の勃起を抑制するためのホルモン剤が投与されることもあります。
また多くの場合、入院は必要なく日帰りで行われますが、自慰行為や性行為はおよそ一ヶ月ほど控える必要があります。

通常時(非勃起時)に痛みを感じる原因は?

通常時(非勃起時)に陰茎に痛みを感じる場合は、亀頭包皮炎の可能性があります。
亀頭包皮炎とは陰茎もしくは陰茎に被さっている包皮に何かしらの原因で炎症が起きている状態で、痛みを感じるほかに腫れが生じる、膿みが出てくる、場合によっては包皮が裂けるケースもあります。
亀頭包皮炎にはおおきく二つの種類があります。

①細菌性の亀頭包皮炎

細菌性の亀頭包皮炎の原因は陰茎の傷口から細菌が入ることにより引き起こされます。主に性行為時の傷から感染し、発症するケースが大半です。
症状としては包皮に赤みが生じる、膿みが出るなどの症状が大半ですが、場合によっては包皮が裂けることもあります。
検査方法としては患部から直接細菌を採取、培養し、原因となる細菌を特定します。患部の状況によっては採血や尿検査を行う場合。亀頭包皮炎の大半はこの細菌性のものです。

②真菌性の亀頭包皮炎

インターネットでよく見かける真菌性亀頭包皮炎ですが、細菌性の亀頭包皮炎と比べて稀なケースです。主に免疫が落ちている場合に発症します。細菌性の亀頭包皮炎と比べ圧倒的に治りづらく、根気強い治療が必要となる症状です。
真菌性亀頭包皮炎の原因は真菌(カビ)が亀頭と包皮に感染することにより引き起こされます。細菌性の亀頭包皮炎同様、性行為による感染から発症するケースもありますが、それ以外の場合であることが多いのが真菌性の亀頭包皮炎の特徴です。
真菌(カビ)の代表格ともいえるカンジタは女性の膣内のみに存在すると思われがちですが、実際には口腔内、皮膚、腸内などにも存在する常在菌です。検査方法としては細菌性の亀頭包皮炎同様、患部から直接細菌を採取、培養し、原因となる細菌を特定します。患部の状況によっては採血や尿検査を行う場合もあります。

通常時(非勃起時)に痛みを感じるケースの治療方法

細菌性亀頭包皮炎の場合、抗生剤の塗布薬が有効といわれています。症状が強い場合は塗付薬と併せて抗生剤の内服薬が処方されることもあります。
これらの治療で改善が見られない場合は真菌性の亀頭包皮炎である可能性が高く、再度患部から直接細菌を採取、培養し、細菌を特定、治療方法が定められます。

真菌性の亀頭包皮炎の場合は抗真菌薬の塗布薬での治療が主流です。炎症が強い場合、飲み薬が処方されることもあります。初回から飲み薬が処方されることは稀で、まずは抗真菌薬の塗付薬での治療からスタートすることが多いといわれています。

いずれにしても前述の通り、真菌性の亀頭包皮炎は細菌性の亀頭包皮炎と比べ圧倒的に治りづらく最低でも1~2ヶ月の治療期間が必要とされるケースが多く、根気強い治療が必要となります。

真性包茎の根治は必要?

上記のように真性包茎の痛みやその原因、治療方法はさまざまです。では、はたして真性包茎の根治は必要なのでしょうか?

たしかに亀頭包皮炎などは塗布薬や飲み薬などでの治療が可能です。しかし、根治しない限り包皮内の環境は変わりません。恥垢や皮脂がたまり易く、亀頭包皮炎の再発のみならず性感染症や、発症自体は稀ですが陰茎ガンのリスクが高まるのは事実です。また包皮により亀頭の成長が阻害されることで先細りの陰茎になってしまっている状況も多く見受けられます。

上記は身体的なリスクですが、問題はそれだけではありません。
真性包茎であることがコンプレックスになり、結果的に恋愛や性行為に対して消極的になってしまったり、勃起不全(ED)になってしまうケースもあり、精神面におけるリスクとなりうるのです。

さらにその影響はパートナーに及ぶ可能性もあります。恥垢が溜まりやすい真性包茎のその異臭を嫌がる可能性もありますし、性行為において不妊症や子宮頸がんを引き起こす要因にもなり得るからです。

人生において健康は最重要事項です。ご自身およびパートナーの心身における健康のためにも真性包茎の根治、すなわち手術をご検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

性や性器に関わる悩みは非常に個人的かつセンシティブなことなのでついつい一人で抱え込みがちですが、その状態自体がすでに精神面において不健康、不健全といえないでしょうか。しかしながらパートナーや友人・知人に相談するのはハードルが高いのも事実です。

そんな場合、専門のクリニックに相談してみるのもひとつの手段。忙しい方向けの24時間相談受付のクリニックや、「直接会って相談するのはちょっと恥ずかしい」という方向けにメールや電話での相談を受け付けているクリニックなどその種類や方法はさまざまです。

そしてなにより専門のクリニックの医師やカウンセラーはあなたより遥かに多い見識をもっていますし、プライバシー厳守のうえでプロとして、同性として親身に相談にのってくれるはずです。

日本人の大半は包茎ですし、真性包茎も珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。この機会に是非一度ご検討ください。

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