公開日:2020/09/29
最終更新日:2020/10/09

他院で行った包茎手術が納得いかない

投稿日:2020年9月29日 更新日:

ペニスに対する悩みやコンプレックスはなかなか他人には相談しづらいものです。
せっかくコンプレックスを解消しようと勇気を出して手術を受けたものの
「包茎手術を受けたのにまた皮がかぶってしまう」「傷跡がのこってしまった」「形や色がおかしい…」「希望した形と違う」などの新しい不満がでてきてしまったら、辛いですよね。
これではコンプレックスを解消するどころか、新しいコンプレックスができてしまいます。
でも、ちゃんとしたクリニックにかかれば、そのコンプレックスも修正が可能かもしれません。
どんな方法があるのか調べてみました。

Contents

包茎手術→傷跡が汚く目立つ 手術後も皮がかぶる

一番数の多いお悩みは包茎手術の失敗です。件数も多ければ、症例も多いのが特徴です。
おおよそ、以下のような感じで分類できます。

①ツートンカラー

包茎手術後の不満で最も多いといわれるのが「ツートンカラー」です。
余剰包皮の切除ラインが亀頭よりもだいぶ下がった位置にできてしまい、皮の途中でくっきりピンクと茶色の二色に分かれてしまっている状態です。
ツートンカラーの原因は、切除や縫合の箇所が原因のことが多いようです。
亀頭で手術痕が隠れるように切除縫合するのが望ましいのですが、施術箇所が亀頭よりだいぶ下にずれてしまってはっきり色がわかれる状態になることがあります。
また、包皮を切り取ることで、いつも包皮の中に隠れている肌色の部分と、もともと外部に接して茶色に色素沈着している包皮を縫い合わせることで茶色と肌色がはっきりわかってしまうというのも原因の一つです。
いかにも包茎手術を受けました、という見た目でちょっと恰好悪いですよね。

②傷跡が目立つ・気になる

包茎手術をするとどうしてもできてしまう傷跡ですが、こちらも目立ってしまったら意味がありません。以下のようにさまざまな失敗例があります。
例えば、傷跡が波打っている、ギャザー状になっている、凹凸が目立つ、縫いあとが目立つ、縫いあとが盛り上がる、傷跡が腫れている、クランプという器具で治療を受けたため、傷跡が焦げた色になっているなど。
ひどいものでは傷跡が開いてしまうということもあるようです。
こちらに関しては基本的に執刀医師の技量によって決まるようです。包皮のようなやわらかくしわのよったものをまっすぐ切って縫い合わせるのは、技術のいることなのです。

③形状・バランスが気になる

亀頭下周辺に部分的に、あるいは全周にわたり腫れが残っていたり、
一部分がくびれていたり、
亀頭直下の部分が、ニワトリのトサカのようにビラビラしていたり、
亀頭下周辺がペリカンのようにふくらんでたり、
亀頭直下が締め付けられ、食い込みがある。
パッと見なんだか不自然…というケースです。
カットする部分がズレてリンパの流れを阻害して腫れる、縫合がズレてリンパ液が流れ込み腫れるなど様々な原因でおこるようです。
ただ、こちらに関しては、包茎手術も外科手術であることから、術後しばらく腫れるのは当たり前にあることのようです。相応の時間をおいてからも治らないようでしたら病院にご相談ください。

④包皮の切りすぎで、勃起するとつっぱる

手術前の計測がしっかりできていないと、このようなことにもなるようです。
ペニスは勃起等を伴う部位となりますので伸び縮みします。つまり通常時を基準に包皮を除去してしまうと勃起時に包皮が足りなくなってしまうのです。
切除前の計測・デザインがうまくいかないと起こってしまうようです。

⑤術後も皮があまり、亀頭に皮が被る

④とは逆にこういった不満も。これでは何のために包茎手術をうけたかわからないですね。

いかがでしょうか。
以上のような失敗も、再度しっかりと計測とデザインを行い、再手術を行うことで治ることがあります。
ツートンカラーや皮が再び被ってしまったなどの場合は、再度の包茎手術を行い、亀頭の真下で縫合をすることできれいに治療が可能です。
また、形状が悪い場合はふくらんだ傷跡を部分的に取り除いたり、縫合や焼灼で傷の盛り上がりをなくす手術を行なうことができます。
包皮に余裕がない場合は、傷の周囲の包皮を切除した上で縫合する方法があります。
包皮に余裕がない場合でも、包皮を伸ばす専用器具で数か月かけて包皮を伸ばした後、修正手術を行う方法を行うことができるクリニックもあるようです。

包茎手術の再手術は、クリニックによっては機能面が問題なければ「よくあること」「包茎手術では当たり前」として修正を拒否されることもあるようです。
しかし、ペニスにとっては見た目も大事な要素です。
ぜひ、他院の修正を行っているクリニックに改めてご相談いただければと思います。

陰茎増大→効果がない 凹凸がある 曲がる・亀頭とのバランスが悪い

①陰茎増大の効果が無い
②ペニスの凹凸が不自然
③ペニスが曲がってしまった
④亀頭とのバランスが悪い

陰茎の増大手術は脂肪やヒアルロン酸を注入して行われますが、注入がうまくできず凹凸ができたり、注入できてても素材が片寄りってしまうことで曲がったペニスになることがあります。
このような場合は注入素材の箇所や量が凹凸や曲がりの原因になっているため、不足の部分に注入をし、多い部分から取り除くなどの調整治療を行うことができます。
再手術を行うことで、さらに太くすることなども可能かもしれません。

亀頭増大→効果がない 凹凸がある 陰茎とのバランスが悪い

①亀頭と陰茎の色がはっきりしたツートンカラーになってしまった
②形がデコボコしている
③陰茎とのバランスが悪い

このような場合は、前回の注入時期から3ヶ月以上経過していて、亀頭部の固さなどに問題がなければ安全な素材を注入するという方法を行なうことで解消されます。
素材の注入部分が亀頭の浅い箇所ですと、表面がデコボコしてしまいます。
適切な部分に再注入し、自然な亀頭の形に近づけるように均すことができるようです。
カウンセリングでしっかり前回の手術の内容・仕様素材などを聞いてくれるクリニックを探しましょう。
ツートンカラーについては、包茎手術の項でも記述いたしましたのでご参考になさってください。

長茎術→長さの効果がない 手術前より短くなった

①長さの効果がない
②手術前より短くなった
③治療跡が汚く目立つ

長茎術は難しい手術ですので、上手に行えるクリニックがあまり多くありません。
ペニスの付け根に傷跡だけ残って、長茎効果がみられないこともあります。
このような場合、体内に埋まるペニスの長さを再計測します。長さが十分でしたら、再度長茎術を行い効果的に引き出せることがあります。
再手術の方法としては、しっかりペニスの根元の部分から再手術を行う、または根元を切らずに表面から糸を補強して留めるSドローアウトとよばれる方法を行うなどがあります。
ペニスの付け根の傷跡が汚く盛り上がっている場合、同時に傷跡の修正も行うことができますので、クリニックにご相談ください。

シリコンボール→ボールが動き、機能アップしていない

①シリコンボールが動いたりずれたりする
経験の浅いクリニックでシリコンボール手術を受けると、皮の一部分を切開しそこにボールを置いてただ縫って終了、というケースがあります。
これではボールは安定してよい位置に留まらず、刺激があるたびに動いたりずれたりして困ってしまいます。
このような場合は再手術を行って一度ボールを取り除き、皮のすぐ内側にある膜に小さなポケットを作り、ボールを入れて留める、という方法を行ないます。
この手術を行うとボールの位置が安定するだけではなく、よい位置にキープされて相手を刺激しやすくなり、機能面のアップも見込めます。

異物除去→過去の注入した素材が偏り、形状がかっこ悪い

20~30年以上前に注入した異物(ワセリン、液体シリコンなど)がペニス内部で変形し、 いびつな形状の陰茎になっているケースもあります。
素材は経年により劣化して硬くなってしまいます。こうなると、セックスで挿入できないだけではなく、入院や介護の際に見た目が恥ずかしい、という中高年の方々が多くいらっしゃるようです。
このような場合は、皮を部分的に切開し、中の素材を取り除く治療を行います。

 

なぜこんなにペニスの手術は不満が多く出てしまうのか

最近10~20年間で、包茎手術をはじめとしたペニスの手術を扱うクリニック数は急増しました。排尿などの機能面だけではなく、見た目や機能を気にする人が多くなったのが原因です。
しかし、それに比例して修正治療の相談も多くなっているようだ、とある先生はいいます。
その先生によれば
「全国チェーンのクリニックが多店舗展開をするにあたり人手が足りず、アルバイト医師に手術をさせたり、独立したての経験のない医師が売上のために見よう見真似で手術をしているということが横行しているからではないか」
ということです。
確かに「研修医が執刀します」とか「まだ施術件数が少ないです」などと宣伝するクリニックはありませんよね。
悪質なところでは、カウンセリングではじめてオプションをどんどん載せられ、最終的には高額な請求をされたり、手術になると目隠しをされたり、カウンセリングとは違う医師がわけもわからず執刀するということもあるようです。
こればかりは全国に支店のある大手クリニックなら安心!というわけでもないのが怖いところです。
少しでも不安を感じたらセカンドオピニオンをとるなど、十分な検討をしてから臨みたいところです。
しかしながら、どれだけリサーチをしても、「このまま放っておくと包皮炎になりますよ」と脅されたり、その場の空気がひどく圧迫的で断りきれなかった、評判がよいと聞かされ信じていたのに失敗してしまった…ということもあります。

でも、上記のように、ペニスの手術に失敗してしまった場合でも、再手術を行うことで希望のペニスに近づけることがあります。
希望を失わず、ぜひ信頼できるクリニックにご相談ください。

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