公開日:2020/10/26
最終更新日:2020/10/26

包茎とは?包茎の種類についてご説明します

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包茎(ほうけい)とは、男性器の亀頭が包皮に覆われ、露出しない状態のことです。
男性は第二次性徴期になると、陰茎本体の成長に包皮の成長が追い付かず、自然と亀頭が露出していきます。この成長に伴って包皮が自然と剥けなければ、亀頭が出てこないままとなります。これが「包茎」といわれる状態です。
今回は包茎とはどのようなものなのか、治療や対処が必要なのかなど、包茎のことを詳しくご紹介します。

Contents

主な包茎の種類

包茎にはいくつか種類があることをご存知でしょうか。
主に仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類とされています。

まず、はじめに包茎自体は病気とはいえません。包皮は亀頭を守る働きがあります。ただ、包茎を何もせず放置してもメリットになることはありません。

仮性包茎

平常時は自分で包皮を剥くことができたり、勃起することで自然と剥ける状態を「仮性包茎」といいます。仮性包茎は日本人男性に一番多いタイプです。

仮性包茎は手で簡単に剥ける人が多いですが、勃起時は包皮が剥けない仮性包茎も存在します。そのままにしていても、特に大きな問題はないので治療する人はあまりいません。

仮性包茎はED(勃起不全)と同じく自由診療となり、治療に関する費用は保険が適用されません。簡単に包皮が剥けるのなら問題ないと思いがちですが、仮性包茎は恥垢がたまりやすいといったリスクがあります。

真性包茎

通常時と勃起時ともに、包皮がまったく剥けない状態のことを、真性包茎といいます。
包皮口が狭いことが理由で、亀頭が全く露出しません。無理に行うと、痛みが伴ってしまう場合があります。また真性包茎のままでは正常な性行為はできません。

さらに真性包茎は、包皮の内側に恥垢がたまって不衛生な状態になりがちです。これは多くの病気の原因となりかねないことから、綺麗に洗えなければすぐに治療を行うことをお勧めします。真性包茎は保険を適用して治療を受けることができます。

カントン包茎

カントン包茎は、包皮口が非常に狭いため、亀頭を露出させると包皮が戻らない恐れがあります。また、無理に包皮を剥くと、亀頭の根元を締め付けてうっ血する可能性があるので注意が必要です。

カントン包茎は、放っておくと重大な問題に発展する恐れがあるため、早急な治療が必要となります。自分で包皮を少しずつ広げながら治療する方法もありますが、自分で行うことが難しい場合は病院での治療が必要となります。

埋没包茎

上記の3種類以外にも、埋没包茎と呼ばれる包茎があります。
肥満体系の人に多くみられる症状で、男性器がおなかの脂肪によって埋もれてしまっていることが原因で、包皮が覆いかぶさっている状態のことをいいます。脂肪で男性器が短く見えてしまったり、性行為の方法が限定されてしまうなどの問題があります。

ただ医学的には、埋没包茎は包茎に含まれません。減量して埋もれた部分を体外に出したり、男性器をサイズアップするといった方法で改善する場合があります。

包茎にはデメリットがある?

包茎にはデメリットが多く、場合によっては病気の原因にまで発展してしまう恐れがあります。

包茎は完全に包皮が剥けている状態と比べて恥垢がたまりやすく、不衛生な状態が続きやすくなります。不衛生であることが原因で、病気を引き起こしてしまう可能性も。

また、恥垢が原因で臭いの問題が起こることもあります。入浴時に亀頭を丁寧に洗うことができれば問題はありませんが、それが難しければなかなか恥垢を取り除くことができません。これによって、亀頭がかゆくなったり、赤く腫れてしまったりすることがあります。

また、包皮を手で剥けたとしても元に戻りやすく、その際に陰毛を巻き込んでしまうことも珍しくありません。陰毛が巻き込まれると痛いだけではなく、擦れて包皮や亀頭に傷が付いてしまうこともあります。

このように、包茎にはさまざまなデメリットが多く存在します。

包茎は治療をするべきなのか

通常、第二次性徴期は20歳前後で終わるため、それを過ぎた後は体が成長することはありません。すなわち、ペニスや包皮もそれ以上変化することはありません。これはつまり、20歳前後までに包皮が剥けなかった場合は、その後自然と包皮が剥けることはないということを意味します。

ただ、包茎は気にしない人であれば、そのまま様子をみるという場合も多いです。包茎の影響で何らかの病気になり、日常生活に支障がある場合などには治療が必要なこともあります。

このように、誰もが必ずしも治療が必要とは限りません。ですが、包茎を治すことで見た目はもちろん良くなります。また亀頭の露出によって清潔に洗えるようになるので、恥垢などがたまりにくく雑菌が繁殖するのを防いでくれます。

包茎の治療にもメリットやデメリットがあるので、それをしっかりと理解した上で、包茎を治した方が良いのかを決めましょう。

必要以上に気にしなくても良い!

包茎のデメリットについてもご紹介しましたが、基本的に大きな問題がない限りは包茎であることを気にする必要はありません。なぜなら、陰茎に何か悪影響を与えることがなければ、病気ではないからです。性行為にも問題が生じていなければ、無理に治療する必要もありません。

ただ、包茎であることを気にしすぎたり、精神的なストレスが大きい場合はクリニックなどで相談してみるのも良いかもしれません。

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