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公開日:2023/10/16
最終更新日:2023/10/16

勃起障害は一般的な男性の健康状態の信頼できる代理か?国際勃起機能指標(International Index of Erectile Function)の場合-勃起機能領域(Erectile Function Domain)

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勃起障害は一般的な男性の健康状態の信頼できる代理か?国際勃起機能指標(International Index of Erectile Function)の場合-勃起機能領域(Erectile Function Domain)

Andrea Salonia医学博士、Giulia Castagna医学博士、Antonino Saccà医学博士、Matteo Ferrari医学博士、Umberto Capitanio医学博士、Fabio Castiglione医学博士、Lorenzo Rocchini医学博士、Alberto Briganti医学博士、Patrizio Rigatti医学博士、Francesco Montorsi医学博士、
性医学ジャーナル、第9巻、第10号、2012年10月、ページ2708-2715、https://doi.org/10.1111/j.1743-6109.2012.02869.x
発行:2012年10月1日

Contents

はじめに

勃起不全(ED)は心血管疾患(CVD)のセンチネルマーカーとして徐々に浮上してきた。EDと複数の合併疾患から生じる負担との相関はまだ十分に解析されていない。

目的

International Index of Erectile Function-Erectile Function(IIEF-EF)ドメインスコアで定義される勃起機能が、Charlson comorbidity Index(CCI)でスコア化された健康上重要な合併症と関連しているかどうかを評価する。

方法

新規発症のEDに対して陰茎カラードップラー超音波検査を受けた過去140例の連続患者の臨床的および血行動態的変数を検討した。患者は、詳細な病歴および性病歴で評価された。健康上重要な合併症はCCIを用いてスコア化した。

主要評価項目

記述統計および線形回帰モデルまたはロジスティック回帰モデルにより、IIEF-EF、血行動態パラメータ、およびCCI(連続変数およびカテゴリー変数(0対1以上)の両方)の関連を検証した。

結果

138例(98.6%)(平均年齢46.6歳[標準偏差13.0];範囲21~75歳)について完全なデータが得られた。CCIはそれぞれ94例(68.1%)、23例(16.7%)、21例(15.25%)で0、1、≧2であった。このうち35人(79.5%)はCVDを合併していなかった。IIEF-EFの平均値は13.7(9.3)であった。EDの重症度は、EDなし12例(9.1%)、軽度28例(20.2%)、軽度から中等度12例(9.1%)、中等度23例(16.2%)、重度63例(45.5%)であった。多変量線形回帰分析では、CCIは年齢の上昇(β=0.33;P=0.001)とIIEF-EF値の低下(β=-0.25;P=0.01)で有意に悪化した。ロジスティック回帰分析では、年齢(オッズ比[OR]:1.05;P=0.004)とIIEF-EF(OR:0.95;P=0.04)が、分類されたCCIの有意な予測因子として浮上した。

結論

IIEF-EFで客観的に解釈されるEDの重症度は、より高いCCIを説明し、これはEDの病因にかかわらず、より低い一般的な男性の健康状態の信頼できる代用と考えられる。

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