勃起障害ゲノミクス(EDGE): Kaiser Permanente of Northern California (KPNC) Genetic Epidemiology Research on Aging (GERA) Cohortにおける勃起不全のGWAS (原題:Erectile Dysfunction Genomics (EDGE): A GWAS of Erectile Dysfunction in the Kaiser Permanente of Northern California (KPNC) Genetic Epidemiology Research on Aging (GERA) Cohort)
E. ジョルゲンソン、M.R.パーマー、J.イン、J.シャン、J.M.ホタリング、H.ウェッセルズ、S.K.ヴァンデンアイーデン
The Journal of Sexual Medicine, Volume 15, Issue Supplement_1, February 2018, Page S10, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2017.11.039
発行:2018年02月01日
目的
勃起不全(ED)は非常に広く蔓延している。これまでにも小規模な研究でEDの遺伝的危険因子が検討されてきたが、再現性のあるものはなかった。我々は、EDに関する初の大規模ゲノムワイド関連研究(GWAS)を発表する。
材料と方法
Kaiser Permanente Northern California (KPNC) Genetic Epidemiology Research in Adult Health and Aging (GERA) cohortの4つの人種/民族グループ(非ヒスパニック系白人、ラテン系、東アジア、アフリカ系アメリカ人)の男性36,897人を対象に勃起不全のトランスエスニックゲノムワイド関連メタアナリシスを実施しました。調査票に基づく表現型(14,290例、22,611例)と、電子カルテ(EHR)から特定した表現型(10,888例、26,013例)に基づく表現型の2つの定義を使用しました。Affymetrix Axiomアレイで作成され、1000 Genomes参照パネルにインプットされたゲノムワイドな遺伝子型データを用いて、EDのゲノムワイド関連研究を実施した。EDとの遺伝子関連解析は、年齢と家系主成分で調整したロジスティック回帰を用いて実施した。