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公開日:2024/09/25
最終更新日:2024/09/25

EDを治すことで、豊かなセックスライフを

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EDを治すことで、豊かなセックスライフを

ED(勃起不全)とは、セックスのときに挿入するための十分な勃起ができないことを意味します。
また、最初は勃起できても挿入して射精するまでに萎えてしまう、いわゆる「中折れ」状態になってしまう状態もEDに含まれます。

EDの原因はひとつではなく、さまざまなものが存在し、大きく3つの要因に分かれます。
まずは動脈硬化や高血圧などの病気が原因となる「身体的要因」、
飲酒・喫煙などの生活習慣や、生活習慣病の治療で服用する一部の薬が原因となる「生活習慣による要因」、
そしてストレスや不安など精神的な原因である「心理的要因」です。
そのためEDの治療には、医師の診断を受け、バイアグラなどの薬物療法やカウンセリングといった心理的療法など、
複数の治療から適切なものを受けなければなりません。

EDが原因でパートナーとの間で問題になりやすいのが、セックスレスです。
セックスレスは、1ヶ月以上パートナーとセックスがない状態で定義されるのが一般的です。

セックスレスの原因は、次の4つが考えられます。

  • EDやセックスの満足感が得られないなど身体的な問題
  • ストレスなどによる心理的な問題
  • パートナーと性的欲求や不満点などの話し合いが足りずにすれ違いが生じるコミュニケーションの問題
  • 加齢やライフスタイルの影響による性欲の減退

このようにセックスレスには複数の原因があるため、誰にでも起こり得る身近な問題と言えます。
セックスレスが続くと問題となるのが、パートナーとの関係性が悪化し、恋人同士ならば破局、既婚者であれば離婚など、
大きなトラブルへとつながる危険性が高い点です。
またセックスレスは、セックスがうまくできないことによる不満や自身の喪失などにつながり、
うつ病などの精神的なトラブルを引き起こす可能性もあります。

とくにEDとセックスレスは非常に関係性が強く、EDがセックスレスの原因となる一方、セックスレスがEDの原因となるケースも見られます。
そのため、EDやセックスレスに対処するためには、パートナーとのコミュニケーションをしっかり取ることや、
専門家による精神面のサポートや医学的な治療、生活習慣の改善などが大切です。

この記事では、EDになりやすい方の特徴や、EDの治療法、そしてEDを改善することによる、パートナーとの妊活や関係性の改善などに関してご紹介します。
EDに悩んでいる男性や、EDによるセックスレスに悩む方は参考にして、EDの改善を目指してください。

Contents

EDになってしまいやすい方とは

EDになる原因には、実にさまざまなものがあります。
どのような原因でEDになるのか、あらかじめ知っておけば、予防にもつながります。
自分がEDになりやすいタイプではないのか、確認してEDの予防や治療に役立ててください。

中高年以上は身体的な要因によるEDが多い

EDの原因になる身体的要因としては、血管の異常、とくに加齢に伴う動脈硬化が原因となっているケースが多く見られます。
“加齢に伴うものであれば、特に動脈硬化(血管が硬くなる症状)が原因と考えられます。動脈硬化になると血管が十分に拡がらないばかりか、血液の循環が悪くなります。”(引用:日本新薬株式会社 EDケアサポート

勃起は、ペニスの大部分を構成する組織である、スポンジ状の「海綿体」に血液が大量に流れ込むことで起こる現象です。
そのため、動脈硬化で血液の循環が悪くなると、海綿体に流れ込む血液の量も減ってしまい、EDの原因となります。
https://x.com/masuimiho1006/status/1803680064309198884
https://x.com/Balance296/status/1675608474414350336

動脈硬化が進行すると、心不全や脳梗塞、脳出血などの、命に係わる病気の原因ともなります。
”多くの心血管疾患(心筋梗塞、狭心症など)の患者さんが、その発症前にEDを自覚しています。”(引用:日本泌尿器学会
EDの傾向が現れたら、早めに病院に行って血管関係の診察を受け、動脈硬化の治療に入るべきでしょう。
https://x.com/makiki_mochiko/status/1768549220691116221
https://x.com/Tachiagaru50/status/1805607897356976378

生活習慣による要因でEDになるケースも

生活習慣病

EDの原因として、生活習慣による要因もかなり大きなものとして考えられます。
生活習慣の乱れから起こる生活習慣病になると、それが動脈硬化の原因となる可能性があるためです。
“糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の人では、血管に大きな負担がかかるために、しばしば動脈硬化が進行していることがあります。そのため、結果としてEDが起こりやすくなります。”(引用:日本新薬株式会社 EDケアサポート

逆にEDの傾向が出たら、生活習慣病の兆しがある、とも言えますね。
そのため、中高年以上はEDだけでなく、生活習慣病の検査も受けるべきです。
https://x.com/reo_edchange/status/1836238721479270432
https://x.com/nTEJsu7dlbnF6nC/status/1611933980605177862

また過度の飲酒や喫煙も、動脈硬化の原因となります。
過度の飲酒は、肝臓で生産される中性脂肪の量が多くなることで引き起こされる脂肪肝や高脂血症が動脈硬化の原因となり、危険です。
喫煙をすると交感神経が刺激され、血管が収縮するために血圧が上がってしまいます。
そのため高血圧を引き起こし、動脈硬化の原因となるわけです。
https://x.com/tschussfarewell/status/1781124860770681058
https://x.com/KobaKobauro/status/1828677703287091598
EDを予防するためには、規則正しい健康的な生活を送ることが必要、と言えますね。

心理的な要因でEDになる男性が若年層には多い

肉体的に問題はなくても、精神的・心理的な要因からEDとなってしまうケースもあります。
“EDの大きな原因が「心因性」によるものです。ストレスや不安、うつ病など、心理的な原因によって起こるEDを指します。”(引用:浜松町第一クリニック
身体的な要因や生活習慣の要因によるEDは、その特徴から40代、50代の男性に多く見られます。
しかしこの心理的な要因によるEDは、より若い20代、30代の男性にも多いのが特徴です。
https://x.com/kenkoujyouhoug1/status/1802038772684685677
https://x.com/abc_roots/status/1763752931374104644

一口に心理的な要因と言っても、その細かい理由はさまざまです。
まず多いのが、セックスに対する緊張やトラウマが要因となっているケース。
まだセックスに慣れていない若い男性は、セックスそのものに緊張してしまうと、うまく勃起できない場合があります。
それによってセックスに失敗した経験があると、次のセックスでも「また失敗するのではないか」といった不安が緊張となり、心理的な要因によるEDとなってしまうのです。
https://x.com/ROZARIO41/status/1612115781063696390
https://x.com/matatsux2/status/1671773535407345664

またパートナーとの関係性が不安や緊張となり、心理的な要因によるEDが発症する場合もあります。
たとえば妊活中で、排卵日のセックスで失敗できない、との思いから焦ってしまい、うまく勃起ができないパターン。
また風俗や浮気のセックスでは勃起できるのに、奥さんとのセックスでは勃起できない、といったケースも見られます。
https://x.com/Tachiagaru50/status/1621126365759287296
https://x.com/KobaKobauro/status/1680743859859619840

セックスに関する不安や緊張ではなく、日常生活のストレスなど、精神的な問題によってもEDは発症します。
“失恋や離婚、夫婦の不仲、嫁姑問題、男性器へのコンプレックス、経済的な不安、性病感染や妊娠に対する恐怖などのように、日常生活でのストレスによるものを「現実心因」と呼んでいます。”(引用:浜松町第一クリニック
ストレスを溜めない生活が、EDの予防には大切と言えますね。

ED治療薬によるED治療が出来ない方とは

EDの治療で多くおこなわれるのは、バイアグラなどED治療薬の服用です。
しかし人によっては、ED治療薬の服用ができない場合もあります。
万が一服用すると、命に係わるケースもあるため、該当する方は注意してください。

心血管系の病気や問題がある場合

心臓

心血管系の病気や問題を持つ方は、ED治療薬を服用してのセックスは避けるべきです。
ただしED治療薬自体が、心血管系の病気や問題を悪化させるわけではありません。
ED治療薬を利用すれば勃起に成功する可能性は高くなりますが、セックスをすることで心血管系の病気や問題が悪化する可能性があるためです。

セックスをすれば身体を激しく動かすことになり、血圧や心拍数が上昇して心臓に負担をかけます。
“パートナーや夫婦間など、いつもの相手との性行為でさえ、絶頂時には階段を1階から3階まで一気に上がった時と同等の身体活動量”(引用:大阪梅田紳士クリニック
さらにパートナー以外とのセックスは、興奮によってさらに大きな心拍数と血圧の上昇が見られた、との報告もあります。
https://x.com/riocampos/status/227254326509326337
https://x.com/sei_takimoto/status/1490505626702786563

健康な男性であれば、セックスによる身体への負担は心血管系能力の強化につながる、とも言われています。
ただしもともと心血管系の病気や問題を持つ方には、無理にED治療薬を服用してセックスをおこなうのは、身体への負担が大きすぎるわけですね。
https://x.com/SatoshiKan58416/status/1785554533952926165

とくに注意が必要なのは、狭心症の治療でニトログリセリンを服用している方です。
正確に言えば、ニトログリセリンを含む「硝酸剤」と呼ばれる薬は、ED治療薬と併用してはいけません。
併用すると一気に血圧が低下して、命の危険もあります。

実際に日本でも、ニトログリセリンとED治療薬を併用したことによる死亡事故が起きています。
”60代の男性で、高血圧、糖尿病、不整脈の治療中でニトログリセリン貼付剤等を使用中。”(引用:厚生労働省
この男性は、友人からもらったED治療薬・バイアグラを1錠服用したあと、性行為をおこないました。
その後、家族が異常に気付き、病院に運びましたが服用後3時間半で亡くなっています。

ED治療薬が直接の死因かは明言されていませんが、万が一のことを考えると、危険は避けたいですね。

重度の肝疾患や腎疾患がある場合

重度の肝疾患や腎疾患を持つ方も、ED治療薬の服用は避けるべきです。
肝疾患でも、軽度の脂肪肝やアルコール性肝障害、慢性B型およびC型肝炎などの場合、医師のアドバイスを受けながらなら、ED治療薬の服用は可能です。
ただし肝硬変まで進んでいるような重度の患者さんは、ED治療薬の服用は厳禁ですので、注意してください。

肝臓は、服用した薬物の代謝と解毒を、メインでおこなう器官です。
その肝臓が正常に働いていないと、ED治療薬の代謝がうまくおこなわれず、体内に蓄積してしまう危険性があります。
またED治療薬を服用すると、さまざまな副作用が起こる可能性がありますが、肝臓に異常があるとその副作用も強まるため、危険です。
“肝機能障害のある患者は、バイアグラの使用による副作用のリスクが高まる可能性があります。これには、低血圧、頭痛、ふらつき、消化不良、視覚障害などが含まれます。”(引用:新宿ウエストクリニック

腎臓は、体内の不要物を体外に排出する役割を果たしています。
そのため腎疾患で腎臓の機能が低下すると、血液中に服用したED治療薬の成分が溜まりやすくなり、効果が強く出すぎたり作用する時間が長くなったりするケースも。
とくに腎疾患が進行し、人工透析を受けるようになると、EDの発症率が高くなります。
“透析を受けている男性の方では、半数以上の方がEDを発症しているともいわれています。年齢に応じて発症頻度も上昇し、60代の男性透析患者では、約80パーセント近くがED症状を呈するとの報告もあります。”(引用:浜松町第一クリニック
ただし人工透析を受けている場合も、ED治療薬の副作用が強く出る可能性が高いため、服用には医師のアドバイスをしっかり受けてからにしましょう。

低血圧またはコントロールされていない高血圧の方の場合

ED治療薬は、低血圧の方、そしてコントロールされていない高血圧の方は、服用するべきではありません。
そもそもED治療薬は、血管を拡張して血流を良くする効果があるため、服用すると血圧が下がるものです。

そのため低血圧の方がED治療薬を服用すると、さらに血圧が下がってしまい、さまざまな副作用が生じる危険があります。
代表的な副作用は、立ちくらみやめまい、頭痛や倦怠感などです。
ED治療薬の服用を避けるレベルの低血圧は、次の数値になります。
“低血圧(最大血圧90mmHg未満、または最小血圧50mmHg未満)の方”(引用:フィットクリニック
血圧が大幅に低下すると、失神したり臓器障害を起こす危険もありますので、服用には十分注意しましょう。
https://x.com/manchinpiece/status/1047008949441114113
https://x.com/mage3333/status/1595204377924419585

コントロールされていない高血圧の方がED治療薬の服用ができないのは、血流障害を起こす可能性があるためです。
そもそも高血圧は、血管に圧力がかかって血流が悪くなっている状態です。
いきなりED治療薬で血管を広げてしまうと、臓器へ流れ込む血液の流れに問題が起き、脳や心臓、腎臓といった重要な臓器にトラブルが起こる可能性があります。
ED治療薬の服用を避けるレベルの高血圧は、次の数値です。
“高血圧(最大血圧170mmHg以上、または最小血圧100mmHg)の方”(引用:フィットクリニック)
そもそも高血圧は動脈硬化の原因となり、EDの原因ともなります。
EDに悩む方は、まずは高血圧の治療をするべきでしょう。
https://x.com/nao_rinrin/status/1788039840661114997
https://x.com/nezumi3biki/status/1661558451989012480

過去に脳卒中や心筋梗塞を経験している場合

過去に脳卒中や心筋梗塞といった病気を経験した方も、ED治療薬の服用は避けましょう。
これらの病気は、ED治療薬が持つ「血管を拡張して血流を良くする」効果と、非常に相性が悪いためです。

脳卒中には、脳梗塞や脳出血といった症状が含まれます。
つまり脳内の血管に問題が起こった結果の病気であり、ED治療薬で血管を拡張すると新たに出血のリスクや、さらなる血管の問題が起こるケースが考えられるのです。

そもそもED自体が、血管に異常があるため起こる症状。
EDの方は、もともと脳卒中を起こす可能性が高い、とも言えるでしょう。
https://x.com/xVrwXblUFAop2Xk/status/1498845830643855362
https://x.com/panpanpan888pan/status/823112166916005890

心筋梗塞を起こした方は、少なくとも6か月が経過するまではED治療薬の服用を避けるべき、とされています。
発症から6か月は、まだ心臓が回復中の状態です。
そのためED治療薬を服用して心臓に流れ込む血液の量が増えると、心臓への負担が大きくなり、痛みや新たな問題を起こす危険性があります。
https://x.com/hissori_species/status/1498789227127242752
https://x.com/akisapporoaki/status/1499590053039058953

また心筋梗塞の治療で、ニトログリセリンなどの硝酸剤系の薬を処方されている可能性もあります。
先にもご紹介しましたが、硝酸剤系の薬とED治療薬の併用は命に関わりますので、絶対NGですよ。

治療薬や外科手術に対する拒否や恐れがある場合

ED治療に関する拒否感から、ED治療薬の服用をイヤがる男性も少なくありません。
先にもご紹介したように、ED治療薬は重度の肝臓疾患や腎疾患を持つ方や、脳卒中や心筋梗塞を起こした方、低血圧や高血圧など、服用を避けるべき方も多くいます。
そのため「ED治療薬を服用すると、命の危険があるのではないか」との不安が、どうしても生まれてきてしまうのです。

実際に、ED治療薬を服用した後に突然死した事例は、ゼロではありません。
ただし死亡例のほとんどは、もともと身体に異常があったことも判明しています。
“1998年3月末に最初にバイアグラが発売された米国では、発売から7ヶ月の間に報告された死亡例のうち、服用後数時間~数日以内に死亡した人の7割以上に、元から冠状動脈疾患の危険因子(高血圧、高コレステロール血症、喫煙、糖尿病、肥満、心疾患の既往歴)が1つ以上有ったと報告されています。”(引用:大阪梅田紳士クリニック

とは言え、これらのイメージがED治療薬の危険性を想起させてしまっても、仕方がない点はあるでしょう。

またED治療薬でのED治療が不可能な場合、直接ペニスに血管拡張薬を注射する治療法もあります。
しかし以前は、この注射でトラブルが起こったケースもありました。
“以前はパパベリンが使用されましたが持続勃起症や陰茎海綿体内の線維化をおこし勃起障害を悪化させる副作用が多くありました。”(引用:東邦大学医療センター

現在では薬がより安全性の高いものになり、トラブルは起こらないようになっていますが、この注射によるED治療は日本ではまだ未認可の治療法です。
そのため、イメージ的に「受けるのが怖い」と思われてしまうケースが多い、と言えます。

ED治療薬や注射以外の治療方法とは

ED治療薬や注射などの治療法は、どうしても抵抗がある方のため、ほかのED治療法をご紹介します。
さまざまなED治療法がありますが、効果は個人差がある場合も考えられるのが難点です。
医師と相談して、自分に合った治療法を選ぶと良いでしょう。

真空勃起補助装置(ポンプ)

真空勃起補助装置は、円形の筒状であるシリンダーにペニスを挿入し、その内部を真空状態にすることで海綿体に血液を送り込み、勃起状態にする器具です。
厚労省から管理医療機器として認可を受けている「Vigor(ビガー)2020」が有名で、別名「ペニスポンプ」や「陰圧式簿記補助具」とも呼ばれます。

メリットは、構造が単純なため誰でも簡単に使える点や、即効性があり自分の好きなタイミングで使える点などです。
ただしデメリットとして、勃起時に吸引による痛みを感じる場合がある点があります。

また真空勃起補助装置の力で勃起しても、装置を外すと血液が逆流するため、せっかく勃起したペニスが萎えてしまうのもデメリットです。
それを防ぐために、シリンダーを外す際にはペニスの根本にゴムリングを巻き、血液が逆流しないようにします。
ただしゴムリングの締め付けが痛みや不快感の原因となって、セックスに集中できなくなってしまう場合があるので、注意しましょう。

陰茎インプラント手術

陰茎インプラント手術とは、海綿体に折り曲げ式やポンプによって膨らんだり収縮したりするインプラントを外科手術で埋め込み、勃起を補助するED治療法です。
インプラントの挿入による不快感や違和感などは少なく、セックスにも違和感はありません。
パートナーにもインプラントを挿入していることが気付かれにくいのも、メリットですね。

ただし陰茎インプラント手術は、一度受けるとほかのED治療法は受けられなくなってしまいます。
そのためED治療法のなかでも「最後の手段」と呼ばれており、もう後戻りできない覚悟が必要です。

手術後のリスクとして、傷口からの感染やインプラントの故障による再手術があります。
手術を受ける病院は、慎重に選ぶべきですね。

カウンセリングやセラピー治療

EDのなかでもとくに心因性EDの場合は、専門医によるカウンセリングやセラピーといったED治療が有効です。
セックスでの失敗によるトラウマや、パートナーとの関係性がEDの原因となってしまっている場合は、その詳細を医師に話して向き合うことで、トラウマを払拭してED改善のきっかけにできます。

ただしカウンセリングやセラピーだけで、EDを改善できるわけではありません。
ほとんどの場合はED治療薬を併用し、実際に勃起できる自信やセックスに対する自信をつけることで、EDの改善に結び付きます。

難点は、パートナーの全面的な協力が欠かせない点です。
カウンセリングを受けても、実際のセックスでパートナーから心無い言葉を浴びせられると、EDが再発してしまいます。
パートナーと一緒にカウンセリングを受け、お互い焦らずにED改善を目指す協力関係を築き上げましょう。

衝撃波と超音波治療

EDに対して、ペニスに衝撃波を当てることで改善を目指す治療法は、以前からおこなわれていました。
衝撃波を当てると、その刺激が組織内で新しい血管の再生を促すため、海綿体に血液が流れ込みやすくなり、勃起できるようになる仕組みです。
ただし衝撃波によるED治療は、長期間の施術が必要なうえ、効果に個人差が大きいデメリットもあります。

そこで新しく登場したのが「ED Hybrid」と呼ばれる、衝撃波と超音波を組み合わせたED治療法です。
超音波は1秒間に2万回以上の振動を繰り返す音波で、ペニスに当てるとその振動で血管内皮に働きかけ、修復を促す作用が見込めます。
衝撃波による血管の再生と超音波による血管の修復、このふたつの相乗効果でEDの改善を図るわけですね。
衝撃波のみによるED治療より、治療期間が短くなるのもメリットです。

またこの「ED Hybrid」は、ED治療薬とは違い、ペニスの組織自体に働きかけるため、EDの根本的な治療になるのが特徴です。
採用している病院やクリニックがそこまで多くないのが難点ですが、EDを根本的に治療したい方はチャレンジしてみるのも良いでしょう。

EDを改善して、妊活&夫婦円満に

妊活

EDになると、妊活や夫婦の関係性に悪い影響が出るなど、さまざまな問題が起こります。
また逆に、妊活に対する緊張や不安が引き金となって、旦那さんがEDになってしまうケースも。
妊活がプレッシャーにならないように、円満な関係を築きながら妊活するポイントをご紹介します。

性行為のタイミングを調整する

子どもを授かるためのセックスとなると、女性の排卵日を狙っておこなう必要があります。
そのためまずは、パートナーの排卵日を特定することから始めましょう。
排卵日の特定は、不妊治療をおこなうクリニックでアドバイスをもらえますし、もっと手軽にアプリや排卵日検査キットを使っても調べられます。

排卵日の特定ができても、そこからが問題です。
女性が妊娠するのは、排卵が起こる3日前から5日前であることがわかっています。
そのため男性によっては「失敗できない」気持ちがプレッシャーとなり、途中でペニスが萎えてしまう「中折れ」や、最初から勃起できない状況に陥るかもしれません。
その失敗がトラウマとなって、本格的なEDになってしまう男性も少なくないのです。

男性のプレッシャーを和らげるには、まずは健康的で規則正しい生活を送る必要があります。
またプレッシャーを軽減するための飲酒や喫煙は、勃起に悪影響があるため控えましょう。
焦らず、妊活を意識しすぎない、普段通りのセックスができるように、パートナーとの信頼関係を築いておくのも大切ですよ。

妊活中のストレス対策

プレッシャーにならない妊活のためには、ストレスの解消も大切な要素です。
ストレスがあるとそれだけで勃起力に悪影響があるため、セックスだけでなく日常生活でもストレスを溜め込まないようにしましょう。

ストレス解消のためにできるのが、マインドフルネスや瞑想です。
マインドフルネスとは、心配事や不安感、緊張感などを払拭して「今」だけに集中する精神状態を作ることであり、それのためにおこなうのが瞑想、と言えます。
瞑想すると、日頃の雑念が消え去り、ゆったりとした精神状態になれるため、ストレス解消につながるわけですね。

また適度な休憩を取り、リフレッシュをこまめにするのも有効です。
人間は、ひとつのことだけを考え続けていると、だんだん精神的に追い詰められてしまいます。
適度な休憩を取ると、精神的な切り替えができるため、ストレスや緊張感からも解放される効果がありますよ。

ED治療の医師や専門家のサポートを受ける

EDの専門医師やカウンセラーに、妊活に関する相談ができる環境を整えておくのも大切です。
自分ひとりで悩んでいると、プレッシャーがEDの原因となって、ますます妊活がうまくいかなくなってしまいます。
そういったときに、気軽に相談できる専門家がいれば、それだけでプレッシャー、緊張の軽減が可能です。

またEDは、原因がさまざまなだけに治療法もさまざまです。
そのなかから身体への負担が少なく、効果的な治療を受けるために、専門のクリニックに相談するのも大切でしょう。
とにかく肉体的にも、精神的にもサポートしてくれる存在が、スムーズな妊活を可能にします。

まとめ

EDには、身体的な要因や生活習慣による要因、精神的な要因など、さまざまな要因があります。
そのため中高年だけでなく、20代や30代といった若い男性にもEDを発症する方が多いのが特徴です。

EDは基本的にED治療薬での改善を目指しますが、主にほかの病気が原因で、ED治療薬の服用が不可能なケースもあります。
そのためED治療薬以外の治療法も知っておくと、自分に合った治療を見つけやすくなるでしょう。

とくに注目したいのが、衝撃波と超音波を組み合わせたED治療法である「ED Hybrid」です。
衝撃波でペニスの海綿体の血管を再生し、超音波で血管を修復するため、根本的なEDの改善が期待できます。

EDは、自分の日常生活における満足感だけでなく、パートナーとの関係性を損ないかねません。
自分だけで悩まず、パートナーや専門医とも相談して、しっかり改善を目指し、豊かなセックスライフを取り戻しましょう。

-男性器の悩み

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