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公開日:2023/07/24
最終更新日:2023/07/24

勃起不全と早漏の関連と早漏を伴う勃起不全治療におけるシルデナフィル単独の有効性

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勃起不全と早漏の関連と早漏を伴う勃起不全治療におけるシルデナフィル単独の有効性

Y. ヤン、L.I.リュー、S.ワン、Y.チェン、X.リュー
The Journal of Sexual Medicine, 14巻, Issue Supplement_1, January 2017, ページ S95-S96, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2016.11.220
発行:2017年01月01日

目的

勃起不全(ED)と早漏(PE)は最も頻度の高い2つの男性性障害であり、その有病率は世界的に増加している。EDとPEはしばしば併存しており、もしかすると一方が他方に二次的に関連しているのかもしれないが、EDとPEの関係やPE患者のスクリーニングにおけるEDの発見方法については未だ不明である。本研究の目的は、EDとPEとの関連を評価し、PEを伴うEDに対するシルデナフィル(25mg)連日投与の有効性を明らかにすることである。

材料と方法

国際勃起機能指標5(IIEF-5)、早漏診断ツール(PEDT)、全般性不安障害-7(GAD-7)、患者健康調査票-9(PHQ-9)、腟内射精潜時(IELT)、陰茎硬直、亀頭感覚閾値(STGP)を、EDおよび/またはPEを自己申告した患者のスクリーニングおよび治療効果の判定方法として用いた。

結果

168名の患者がEDおよび生涯PE(LPE)または後天性PE(APE)と同定され、シルデナフィル(1日用量として25mg、オンデマンド用量として100mgを使用)による治療を受けた。12週間後、最終的に127例がデータ解析に供された。その結果、IIEF-5とPEDTは有意に相関し(R2=0.2304、P<0.0001)、IIEF-5、PEDTはGAD-7およびPHQ-9と有意に相関し(すべてP<0.001)、STGPとPEDTは有意に相関した(R2=0.2041、P<0.0001)が、STGPとIIEF-5は相関しなかった(R2=0.0093、P=0.2812)。IIEF-5スコア、陰茎硬直(g)、IELT(秒)、STGP(mA)は治療前より有意に高かった(それぞれ、17.76±3.49 vs. 14.17±4.67, 1637.06±493.97 vs. 1187.72±534.27, 117.24±67.39 vs. 57.52±33.46, 2.94±0.71 vs. 2.52±0.77。 77、それぞれすべてについてP = 0.000)、PEDT、GAD-7、PHQ-9スコアは治療前より有意に低かった(10.44±2.80 vs. 14.24±2.17、4.86±4.12 vs. 9.16±5.26、5.10±4.24 vs. 9.43±5.81、すべてについてP = 0.000)。

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