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公開日:2023/06/19
最終更新日:2023/06/19

皮膚自発蛍光で測定するAdvanced Glycation End-products: 糖尿病性勃起障害および非糖尿病性勃起障害との関連性

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皮膚自発蛍光で測定するAdvanced Glycation End-products: 糖尿病性勃起障害および非糖尿病性勃起障害との関連性

S. アーン、リー、チョン、ムン、パク、N.C.パーク、H.J.パク、D.H.リー、H.G.チョン、D.G.ムーン
The Journal of Sexual Medicine, Volume 17, Issue Supplement_1, January 2020, Page S13, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2019.11.026
発行:2020年01月01日

Contents

はじめに

皮膚自発蛍光は、先進糖化最終生成物(AGEs)の非侵襲的マーカーである。最近の研究では、皮膚自家蛍光と糖尿病(DM)の微小血管合併症との関係が明らかにされている。また、糖尿病や加齢による勃起不全(ED)の発症リスクは、AGEsの蓄積に有利な条件であることが明らかになっています。

目的

糖尿病の有無にかかわらず、AGEs(皮膚蛍光法)と勃起不全の関連性を検討すること。

調査方法

2018年2月から2018年9月にかけて、糖尿病性ED患者46名と非糖尿病性ED患者100名を連続登録し、56名の健常対照者と比較した記述的・横断的研究である。EDは、国際勃起機能指数(IIEF-5)で評価した。皮膚自動蛍光は、AGE-Readerを用いて腕の掌側で測定し、任意単位(AUs)で表した。

結果

平均年齢は、糖尿病性EDが65.6±8.9歳、非糖尿病性EDが66.1±7.9歳、健常対照が57.4±6.2歳であることがわかった。AGEsは糖尿病性ED、非糖尿病性EDともにコントロール群より有意に高値であった。(糖尿病性EDでは2.91±0.58、非糖尿病性EDでは2.67±0.55、コントロールでは2.23±0.35、それぞれp<0.001)。IIEF-5スコアは、糖尿病性ED群(r=-0.630、p<0.01)および非糖尿病性ED群(r=-0.282、p=0.005)でAGEsと有意な相関があった。多変量解析では、AGEsは糖尿病性ED群ではIIEF-5スコアと独立した相関を示したが(p=0.025)、非糖尿病群では独立した相関は見られなかった(p=0.060)。

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