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公開日:2023/05/30
最終更新日:2023/05/30

欧州における勃起不全患者の治療希望行動: Erectile Dysfunction Observational Studyの結果

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欧州における勃起不全患者の治療希望行動: Erectile Dysfunction Observational Studyの結果

Josep Maria Haro, MD, PhD, Anthony Beardsworth, MRCOG, Joaquin Casariego, MD, Sandra Gavart, MS, Dimitrios Hatzichristou, MD, PhD, Antonio Martin-Morales, MD, Henry Schmitt, MD, Vincenzo Mirone, MD, Nicola Needs, MS, Alan Riley, MBBS ...。
ジャーナルオブセクシュアルメディスン、ボリューム3、問題3、2006年5月、ページ530から540、https://doi.org/10.1111/j.1743-6109.2006.00250.x
発行:2006年5月1日

Contents

はじめに

EDOS(Erectile Dysfunction Observational Study)は、患者のプロフィールや特徴、日常診療における勃起不全(ED)治療の有効性を評価することを目的とした、6ヶ月間の汎欧州の前向き健康アウトカム観察研究である(EDOS, The Prospective, observationational study of health outcomes)

目的

実際の臨床現場で採用されたED患者の大規模サンプルのベースライン特性と治療を求める行動を提示すること。

調査方法

18歳以上の男性で、ED治療を開始または変更するために医師を受診した人をEDOSに登録した。欧州9カ国において、ベースライン時、3ヶ月後、6ヶ月後に通常の診療の一環として評価を行った。

主なアウトカム評価項目

心理的および対人関係尺度の短形式を使用した性的健康のアウトカム。治療効果と満足度は、International Index of Erectile Function questionnaire、Global Assessment Questions、およびさらなる単項目質問により評価した。

結果

ヨーロッパ9カ国の904人の研究者(69%が一般開業医[GP])が登録した8,186人の患者のうち、ベースライン時に解析対象となったのは8,055人で、63.9%がED治療を受けていない患者だった。全患者集団のうち、平均年齢は56.5歳、平均体格指数(BMI)は27.2kg/m2、肥満(BMI>30kg/m2)は18.3%、重度のEDは42.5%、併存疾患や併用薬の使用頻度が高いことが示されました。治療未受診者のうち、GP(62.9%)と専門医(65.8%)が受診している割合は同程度であった。治療歴のない群では、元喫煙者、肥満者、飲酒量ゼロまたは過量飲酒者において、重度のEDの頻度が高いことがわかった。

結論

EDの治療に対するアンメットニーズは高く、66%の患者が治療を求めているときに1年以上EDの症状を経験していた。重症度は、治療を求めることと関係があるようだ。

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