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公開日:2023/05/23
最終更新日:2024/05/21

PS-8-1 高度糖化産物(Advanced Glycation End-Products)の皮膚自発蛍光による測定: 糖尿病性勃起障害および非糖尿病性勃起障害との相関

投稿日:2023年5月23日 更新日:

PS-8-1 高度糖化産物(Advanced Glycation End-Products)の皮膚自発蛍光による測定: 糖尿病性勃起障害および非糖尿病性勃起障害との相関

PS-8-1 高度糖化産物(Advanced Glycation End-Products)の皮膚自発蛍光による測定: 糖尿病性勃起障害および非糖尿病性勃起障害との相関 (原題:PS-8-1 Advanced Glycation End-Products Measuring With Skin Auto Fluorescence: Correlation With Diabetic Erectile Dysfunction and Non-Diabetic Erectile Dysfunction)
S.T. Ahn, D.E. Han, D.H. Lee, H.G. Jeong, H.J. Park, D.G. Moon
The Journal of Sexual Medicine, Volume 17, Issue Supplement_2, June 2020, Pages S143-S144, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2020.04.076
発行:2020年6月1日

目的

皮膚自家蛍光は、先進糖化最終生成物(AGEs)の非侵襲的マーカーである。近年の研究により、皮膚自家蛍光と糖尿病(DM)の微小血管合併症との関係が明らかにされている。また、糖尿病と加齢は、勃起不全(ED)の発症リスクを高め、AGEsの蓄積に有利な条件であることが明らかになっている。そこで、本研究では、糖尿病の有無にかかわらず、AGEs(皮膚蛍光法で評価)とEDの関連を調べることを目的とした。

研究方法

2018年2月から2018年9月にかけて、糖尿病性ED患者46名と非糖尿病性ED患者100名を連続登録し、56名の健常対照者と比較した記述的・横断的研究である。EDは、国際勃起機能指数(IIEF-5)で評価した。皮膚自動蛍光は、AGE-Readerを用いて腕の掌側で測定し、任意単位(AUs)で表した。

結果

平均年齢は、糖尿病性EDが65.6±8.9歳、非糖尿病性EDが66.1±7.9歳、健常対照が57.4±6.2歳であることがわかった。AGEsは糖尿病性ED、非糖尿病性EDともにコントロール群より有意に高値であった。(糖尿病性EDでは2.91±0.58、非糖尿病性EDでは2.67±0.55、コントロールでは2.23±0.35、それぞれp< 0.001).IIEF-5スコアとAGEsは、糖尿病性ED群(r=-0.630、p< 0.01)、非糖尿病性ED群(r=-0.282、p< 0.005) で有意な相関を示したが、多変量解析で交絡可能な因子をコントロールすると、糖尿病性 ED群のみAGEsとIIEF-5スコアは有意に相関した(p< 0.030).

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